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2013年11月14日木曜日

教えない授業システムの要素

今月、千葉県アンドー塾の安藤賢考先生に講演をしていただきましたしていただきました。

その安藤先生の話す「授業システム構築の工夫」は、
「おもてなし活動 送り迎え」
「目標確認 生徒との約束」
「授業中のしつけ 集中力」
「生徒カウンセリング実施 癒し」
「スモールステップで教える 処理速度考慮」
「教えすぎない Whyを5回尋ねる指導法」
「例え法 身近なものを題材に解説を行う」
「承認行為を徹底的に行う 存在を認める」
「できるまで帰さないシステム 保護者への状況報告・信頼関係」
「天使と悪魔の表情指導 コミュニケーション教科」

ということでした。特に生徒との感情面も含めた関係づくりが学力伸長の基礎にあること、これはすべての教育活動の土台にあることを確認しました。


http://ameblo.jp/andojuku/entry-11631882664.html

情熱教室のふたり


「情熱教室のふたり」という本は、アメリカのチャータースクールの中で特に注目されるKIPP(Knowledge is Power Program:知識は力プログラム)という学校がいかに創られていったかが書かれています。

その内容や手法はアメリカの学校事情や文化を反映しているため、そのまま日本では使えないものがあります。しかし、家庭環境や人種によって「できない」と考えられている子どもに対して、「できる」と信じ、やり方を工夫しつづけることで道が開けてくる点だけは変わらないということに気づかせてくれます。

なにより、これだけ注目されるようになった学校を創った二人も、多くの失敗を重ね、様々な人たちから謙虚に学び、様々な障害にくじけそうになったということが、読む人を元気づけてくれると思います。

「KIPPをKIPPたらしめているのは生徒であって僕じゃない」

学校を知ってもらうには生徒を見てもらう、こうしたことを言える学校や先生は信じられる気がします。

http://www.amazon.co.jp/情熱教室のふたり-ジェイ・マシューズ/dp/4478021309/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1380098932&sr=8-1&keywords=情熱教室のふたり

オンラインシラバス

ありそうで意外になかったのが、シラバスを「学年」×「教科」で検索できるホームページ。ちょっとした工夫ですけど、例えば塾関係者や少し教育について知っている保護者であれば、この参照のしやすさを評価するかもしれませんね。

http://www.hiroogakuen.ed.jp/syllabus2013/

学習共同体

アメリカでは1983年に「危機に立つ国家」という報告書で教育の危機が叫ばれ、学校を基盤とした改革の必要性が叫ばれるようになりました。そのころ、学習研究の分野でも認知革命と呼ばれるパラダイムの転換が訪れ、共同体で生じる学びに着目されます。
例えば、野中郁次郎教授の「知識創造企業」では、イノベーションに成功した企業でどのような場が生じていたのかを興味深くまとめています。

こうした社会の動きを取り込み、90年代ごろから教育界でもピーター・センゲが言うような「学習共同体」としての学校づくりを目指そうという動きが生じます。このとき、学ぶ内容やビジョンをどのように設定するかが重要です。今は、「専門職(家)の学習共同体(professional learning communities:PLCs)」という呼び名で、教師の専門性を高めることが目的とされます。これは、アメリカにおいて教師の社会的立場が弱いことも背景としています。

ここで重要なことは、単に共同体としてあるだけでは革新は起きないということです。協働は確かに重要ですが、それは馴れ合いになる危険性もはらんでいます。そこに何のために学ぶか、何を学ぶのかというビジョンとテーマがあって初めて「専門職の学習共同体」となっていくのだと思います。


http://hoshiboshi.blogspot.jp/2013/09/vol12-no1.html

授業アンケートとシラバス

授業アンケートの報告会を継続して行っている学校ですので、今回はハードルを上げた取り組みでした。

1.学力診断テストとアンケート結果の関連性の検証

まず、学力診断テストとアンケート結果の関連性の検証を行いました。

その結果、数学では関連が見られました。学力向上実感が学年を経るごとに上がっていたのですが、これに伴い実際の学力も上がっていたのです。つまり、アンケートで学力の向上を実感しているという結果と、実際の偏差値の連動が見られました。

英語では、低学力層ではアンケート結果と診断テストが関連していましたが、高学力層では関連があまり見られませんでした。
低学力層にフォーカスした授業づくりは、実際の学力向上にもつながっているけれども、高学力層についてはうまく連動していないのです。
より詳しく言えば、実際の学力は上がっているけれども、学力向上実感は下がっていたのです。

このズレは発見でした。

なぜなら、もしアンケートだけを見ていたら、「この学年の学力は下がっているのでは」という結論になるかもしれません。一方で、学力診断テストだけを見ていたら、「この学年の学力は上がっている」と判断してしまい、目の前の生徒が「学力が上がっていないのでは」という気持ちを抱えていることに気づかずにいた可能性もあったからです。

アンケートと学力診断テストを合わせて分析することで、バランスのとれた視点で生徒の状況を捉えることができました。また、高学力層にも焦点を当てた授業づくり、という課題を設定することもできました。

また、英国数とも予習復習と学力診断テストの結果がうまく連動していないという発見もありました。
ここから、予習復習の量と質を詳しく検証していく必要がある、という課題を導くことができました。

2.授業実践の振り返り

次に、授業実践の振り返りを行っていただきました。

前段階として、夏の研修会で前期の授業を単元ごとに振り返り、後期に向けて意識すべき単元を設定していただいていました。
その単元について、ある一コマの授業を思い出して頂き、特に生徒とのやりとりを中心に書き出して頂きました。
会話を書きだして頂いた後、その横に「この会話の際、どのようなことを考えていたか」を書いていただきました。

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、アージリスとショーンの「組織学習」(Chris Schon, David A. Argyris,1995,Organizational Learning II: Theory, Method, and Practice)で使われていた手法です。

実践(practice)の中で無意識的に使っている「わざ」を意識化・言語化して、振り返りを行い、自分が当たり前に思っていたことを捉えなおし、より良い実践を検討する(ダブルループ・ラーニング)ためのワークです。

年配の先生であればされている方もいらっしゃると思いますが、「授業実践記録」を日々つけて振り返りを行い、授業の腕を磨くという授業研究と同じ手法です。

はじめての試みでしたが、みなさんは予想を上回るペースでシートを書き上げ、そのシートを元に議論を重ねていらっしゃいました。ダルビッシュ投手やイチロー選手は、自分の投げた球、打った球を一球一球鮮明に覚えていますが、こうした実践の記憶力もまたプロフェッショナルの要件なのかもしれません。

中には生徒のことがあまり書かれていないシートもありました。もちろん、実際の授業ではうまく対応されていたり、書くまでもないと思っていらっしゃたり、先生の熱意ある授業に生徒が真剣についていってる、ということもあると思います。

ただ、生徒の反応がよく書かれたシートからは、「この先生は授業中よく生徒のことを見ているのだな」と感じました。野球と同じで、投げられた球(生徒の反応)に瞬間的にどう対応するかが授業で求められるのかもしれません。もちろん、豪腕投手なので(説明がうまいので)、いつも三振(生徒が参ってしまう)ということもあるかもしれませんが。

このような授業の振り返りシートを、すでに作成されているシラバスの対応する単元に紐付け、シラバスの振り返り・肉付けを行うというところまでしていただきました。

今後は単元ごとの研究授業の計画や結果などもシラバスに紐づくとよいのかもしれません。

3.生徒向けスタディ・ガイドの作成

ワークの最後では、次年度のシラバスをもとに、生徒向けのスタディ・ガイドを作って頂きました。
シラバスは外部向けということもあり、表現がとても固いです。なので、4月の1回目の授業で生徒に配布するイメージで、「先生からのメッセージ」「この科目のおすすめ学習方法」など、先生のキャラクターがすこし出るような表現で、しかもこの科目のエッセンスを捉えているようなスタディ・ガイドを作成いただきました。最後に、そのスタディ・ガイドの通りに生徒が学習したと想定した授業アンケート結果の予測をしていただき、次年度に向けた話し合いを行っていただきました。


このようによく考え、話し合っていただいた3時間半ではなかったかな、と思います。

欲を言えば、定期的に授業観察を行い、先生の行動と生徒の行動の双方を踏まえた観察データに基づき、授業研究会を開いていただくと良いかなと思います。
コマ数の関係上、物理的に観察することが難しいと思います。以前であればビデオを使った授業研究もありましたが、最近伺った中学校ではipadの録画機能を使って手軽に撮影されている事例もありました。より授業研究のしやすい環境になっているのかもしれません。

技術タイプ別上達法②

「発問・説明・指示を超える技術 タイプ別上達法」
最後に授業力に関して書かれていることを少し挙げておわりにしたいと思います。

どうすれば生徒が授業に集中してくれるか。
もしあなたが、授業力タイプの先生なら「1授業1モノ主義!」、学級経営力タイプなら「グループ活動」を実践してみては、というアドバイスが載っています。

また、授業アンケートの項目にもありますが、「話し方がはっきりしていない」という場合、授業力タイプなら「最初の3分に話すことをすべてノートに書く」(一部がよくなると全体がよくなる」、学級経営力タイプなら「語尾の形を決める」(「だね」「かな」「してごらん」 普段と同じ調子でなく、授業で生徒を納得させる話法を意識する)とあります。

興味深いのは、全員を参加させる授業とするために「自分の意見を言わせない」という技術です。これは、ペアやグループでの他の人の意見を言う、というもので、お互いに話をよく聞き、理解することが必要になります。もちろん、最終的には他者の意見を取り入れて自分の意見を練り上げる必要はありますが、一部の生徒を中心に授業が展開している時などは使ってもよい手法ではないかと思います。

さて、最後に人間力に関する技術を残しましたが、これは実際に本を取ってみて頂ければと思います。一つだけ、「観察眼を鍛える」という項目で、授業力タイプであれば「一番を見る」(一番最初と最後にノートを取り終える生徒、など)というアドバイスがありました。

いくつかの学校で集まってこうした本を作るのも楽しいかもしれませんね。

http://www.amazon.co.jp/発問・説明・指示を超える技術タイプ別上達法-山田洋一/dp/4904785401/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1359428502&sr=8-1

今日は再び来たらず

城山三郎「今日は再び来たらず」
は予備校について少し調べている際に見つけた本です。
英文学を研究する主人公が、友人の勧めから入った塾・予備校講師の道。その中で80年代の受験戦争が描かれるのですが、そのモチーフとなっているのが駿台、代ゼミ、河合塾です。

それぞれのキーワードは、伝統、人柄(居心地)、科学管理です。タイトルの「今日は再び来たらず」は「日々是決戦」という言葉をモチーフにしたのだろう、という人もいます。みなさんはどのスタイルを好まれるでしょうか。

東大合格を目指す母子など戯画的に描かれている部分もありますが、ひたすら良い授業を練り上げようとする主人公やその先輩の姿と彼らを取り巻く環境の厳しさに共感される先生もいらっしゃるのでは、と思います。

http://www.amazon.co.jp/今日は再び来らず-講談社文庫-3-1-城山-三郎/dp/4061317008

技術タイプ別上達法

1月は多くの学校にとって入試のシーズンですが、私たちにとっては授業アンケートの報告書作成の時期となります。しかし、いつももどかしいのは、データ分析で導かれる授業の課題はあくまで抽象的なものであり、実際にどのようなことをすればよいのか、という先生たちの声に十分に応えられていないのではないかという点です。
そこで、面白い本を見つけました。

山田洋一「発問・説明・指示を超える技術 タイプ別上達法」さくら社、です。

この著者は、若いころに優れた先生の実践を「追試」してみたがうまくいかなかったという経験をしています。
私たちも、授業アンケートの結果から導かれる「良い実践」から学ぶことを推奨していますが、この先生は、単純にマネをすればよい、というものではないと言います。

本当に有効な教育技術というのは、「子どもの実態に寄り添って選択された一つの方法」と言います。

この言葉から、つぎのような学びを引き出せます。

1.多くの選択肢を持てるだけの授業理論・技術・経験を持つ必要がある。

2.選択肢と子どもの実態をどのようにマッチングさせるべきかを理論と経験から、しかも授業という瞬間の中で判断し、実践できる力を身につける必要がある。

ということです。

そして、まずは自分のタイプを知ることから始めようと、質問リストを用意されます。ここでその質問リストを挙げることは控えますが(著作権というものがありますので)、大きく次の3つのタイプを提示します。なお、小学校の先生を想定しています。

a.授業力タイプ:学級のルールや仕組みづくりは甘いが、とにかく授業が面白く子どもを引き付ける。

b.学級経営力タイプ:授業は上手とは言えないが、子ども達がよく育っていて、暖かい雰囲気の学級を作っている。

c.人間力タイプ:休み時間に多くの子どもに慕われている、物腰は柔らかいが子どもが言うことを聴く、子どもを怒鳴りつけるのに慕われている

みなさんはどのタイプに当てはまるでしょう。
次回は、それぞれのタイプに応じた具体的な技術を紹介していこうと思います。

http://www.amazon.co.jp/発問・説明・指示を超える技術タイプ別上達法-山田洋一/dp/4904785401/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1359428502&sr=8-1

知へのステップ

この時期の高校3年生の中には、もう志望校への合格を決め、これから受験を控える友達がいるなかで、自由な時間を持て余していることもあるかもしれません。
ただ、4月から「生徒」ではなく「学生」になるということを考えますと、その切り替えのための準備時間は実はそれほど多くないことに気づきます。つまり、「従って生きる」という姿勢から、「学びに生きる」という姿勢への変化、そしてそのためのスキルが必要となります。
学生に必要なスキル、それは大きく「聴く・読む」「調べる・整理する」「まとめる・書く」「表現する・伝える」というスキルです。
大学の中にはこうしたスキルを初年次に鍛える時間を設けるところもあるようですが、あらかじめ準備しておくにこしたことはありません。

「知へのステップ」という本は、関西国際大学での1年生向けの講座を想定して作られた本です。例えば、メモをとることとノートをとることのちがいはなんでしょうか、と、とても親切かつわかりやすく学生としてのスキルを紹介しています。中学生、高校生からも読める内容です。こうした本を使った「プレゼント」授業をしてあげてもよいかなと思います。
※論理エンジンを採択いただいている学校は、内容的には重複する箇所もあります。
http://www.amazon.co.jp/知へのステップ-改訂版-学習技術研究会/dp/487424355X/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1359342339&sr=8-2

ワンマン経営とチームづくり

雪道に転ばぬように気を付けて伺った学校では、校長先生が代わったばかりという状況でした。
これまではワンマンな経営で、うまくいっている時はそれが機能するけれども、一度つまづくと難しい、というお話でした。
ワンマン経営のメリットとは何でしょうか。スピーディーな意思決定や組織方針の徹底が図られるということなどが考えられます。一方で、デメリットとして、組織メンバーが意思決定に参画する機会が少なくなることで、後進育成が難しくなるということが考えられるでしょう。

教職員のやる気を高める職場環境要因の一つに、意思決定への参画があることは90年代以降の欧米での学校経営研究で明らかになっています。
しかし、共同して意思決定するには、リーダーシップと同僚性を両立できるチームづくりを行うことが必要となります。ここでチームとは、状況に応じて各人がリーダーとなったりフォロワーになったりする、リーダーとフォロワーの関係が固定的でない関係と理解していただくと良いと思います。

このチームづくり、確かに先天的な感覚で上手にできる場合や、偶発的に良いチームになる場合もあります。一方で、良いチームとなる確率を高めるために、各人が学ぶべきことや考えるべきこと、発揮すべきパフォーマンスについての研究もずいぶんと進んできています。(例えば、日本チームコーチング協会 http://www.teamcoaching.jp/

みなさんの学校の中で、うまくいったチームとはどういったチームだったのか(先生だけでなく生徒も)を集めて分析する、ということをされてもよいかもしれません。また、そうしたお話を伺えればと思います。

初歩から学ぶ生物学

「初歩から学ぶ生物学」の著者は最近さんまさんのテレビで見かけることが、文章の方がよっぽど面白い。
新聞では倫理や政治経済の問題が割愛されていましたが、
「生きていることとはどういうことなのか」など、大学に入ってからの学問では、問いの土台となる哲学の芯があるかも大事になってくるのだなぁ、と感じる本です。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/404703357X/ref=oh_details_o04_s00_i00

授業づくりと大学のかかわり

四国の大学では、授業アンケートや授業観察からさらに一歩進め、授業の多様性を踏まえた上での授業コンサルティングをするネットワークづくりが進められているようです。

愛媛大学教育企画室
『研修プログラムガイド2012』
出版日:2012年5月

http://web.opar.ehime-u.ac.jp/books/img/spod-programguide_h24.pdf

授業評価の科学③

授業評価の科学③

国語科の教科会改革や結果の向上した先生に対する記述アンケートの結果などが載っています。
http://www.humanlink.info/jyugyobook3.pdf

授業評価の科学②

理科、英語、社会で結果が向上した先生の授業を見せて頂いたり、インタビューさせていただいた内容が載っています。
http://www.humanlink.info/jyugyobook2.pdf

2013年11月9日土曜日

田部の生物Ⅰをはじめからていねいに

「生物Ⅰ」という名前を見ると暗記科目と思ってしまいます。いろいろな図が入り、その説明が載っている教科書はまさにそのイメージの象徴です。しかし、無機質な情報の羅列では記憶できません。

例えば、生徒に教科書を読ますときに、小さい頃に野原で何かを発見した驚きを友達に伝えるような語り口調で読ませてみるのもよいかもしれません。
また、教師が読むときにも、小さい子どもが尋ねてくるような疑問「細胞なんて小さくて見えないのに誰が細胞があるって言ったの?」とか、「自分はどこから来たの?」という問いを、行間に挟んでもよいかもしれません。
ちなみに、「自分はどこから来たの?」という質問を4歳の時に持ち、「宇宙から来たのではないか」と思い、そのまま生物学者になった長沼毅さんという方もいます。

はたまた、教科書に書いてある図を、ノートの見開き一杯に自分でもう一度描いてみる、というのも良いかもしれません。

東進の田部先生の本をながめて、
「生きる」ということの根源を問う視点に立ち、発見した時の感動とイメージを、口と手を使って再現することで、生物に関する知識が定着するのかなと思いました。

http://www.amazon.co.jp/田部の生物1をはじめからていねいに-生命の連続性編―大学受験生物-東進ブックス-名人の授業-田部/dp/4890853987/ref=sr_1_4?ie=UTF8&qid=1383971472&sr=8-4&keywords=田部の生物Ⅰ

2013年11月5日火曜日

「なぜ」と「流れ」で日本史をおさえる

人はどのように歴史や社会情勢を学んでいたか、を考えると、多分最初はおじいさんや村の長老から話を聞いたり、旅の人から話を聞いたりしたのだと思います。なので、年配者を敬い、旅の人をもてなしてきたのだと思います。

つまり、歴史を学ぶ上で、ストーリーとして理解することが大事なのだと思います。原因と結果及びその道筋や、どのような場所で起こったのかということを、鳥の目線と虫の目線をもって、全体像と各イベントの詳細をつなぐことが必要なのだと思います。

こうした視点で授業を行うとしたらこうした展開になるのだろうな、という例が東進の金谷先生の授業なのでしょう。「表解板書」と呼ばれる手法で、まず縦に時間軸、横に場所を配置した表を示し、地図上で各イベントの発生年度を確認し、そのストーリーを話します。最後に、「なぜ?」と「結果」を対比するチェックリストを示すというものです。おそらく、その話を聞くと思わず引き込まれるようなわかりやすさがあるのだと推察します。

より力をつけるためには、教科書をもとに、こうした表の作成や地図への書き込み、因果関係のチェックリストを生徒自身が作成し、小論文を書くということが有効なのかもしれません。

http://www.amazon.co.jp/金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本―近現代史-金谷-俊一郎/dp/4890851879/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1383629687&sr=8-2&keywords=金谷の日本史

2013年11月1日金曜日

授業見学後のインタビューについて

先日、授業力研修に参加いただいている若い二人の先生がたの授業を見学させていただきました。授業アンケート結果が良く、その実態を見たかったためです。

お一人はよく準備されたスライド資料をもとに、様々な話題を提供しながら生徒を引きつける授業をされていました。もう一人は、生徒に高いハードルを課し、それを生徒同士が協力しあいながら超えさせるような授業をされていました。どちらもまだ2,3年目の先生です。
生徒をよく見て、教科の専門性を踏まえて様々な展開や長期の展望を持ち柔軟に対応する経験が必要で、教師の熟達を測る一つの指標はその引き出しの多さや展開のパターンの多さだという見方もあります。
お二人の先生はまだ若いですが、よく生徒を見て、生徒のことを考え、努力と熱意をもって経験のなさを克服されようとしていました。

授業を振り返るには二つの方法があるようです。一つは、「どうすれば学習目標に到達させられるか」という技術的な振り返り。もう一つは、「この授業はどのように理解できるか、すべきか」という解釈的な振り返りです。前者の代表格は向山洋一氏の法則化運動で、技術的専門家像を想定します。後者については以前はカリキュラム設計や教材解釈を中心としていましたが、近年は複雑かつダイナミックに変化する状況で用いられる実践知に迫るための反省的実践家像を想定します。二つのモデルは共存可能とされます。

こうした考えをもとに、授業後にお二人に質問した内容は、以下のような項目です。質問を通じて相手が自分の実践を振り返り、気づきや学びが得られるかがポイントになります。また、色々な先生の授業を見学し、話し合えればと思います。

【授業見学後のインタビュー項目】
●クラスの状況について
担任であるかどうか どういうクラスか 
   担任の指導方針 学級目標 志望進路 
   提出物の状況 授業のしやすさ 勉強に対する自信

●授業アンケートをどのように読んだか
選択肢1の多い質問(強い回答) 授業の特徴 自由記述 
  その結果の生まれた理由

●今日の授業のポイント
何回目の単元か 
  教材観(難しさ、教師から見て不十分に感じるところ、
生徒が読んでわかりづらそうなところ)
今日の単元・授業で生徒の学びを深める重要な質問
なぜこの単元を学ぶのか 
   この授業で生徒につけてほしい力
この単元の指導のポイント
なぜ今日の授業スタイル(講義・演習・グループ)をしようと思ったか
生徒の関係性や状況をどのようにみていたか どういう動きを予測していたか

●今日の授業の自己評価
事前に予測した状況に対して実際はどのように動いたか どういう動きをしたか
どの生徒が学んでいたか/学んでいなかったか 
どの生徒の学びを思い出せるか/思い出せないか

●他の先生ならどのようなことをいうかの予測

●授業記録をもとにした振り返り

●見学した先生の意見や授業中の制作物(ノート・プリント)に基づく授業の全体像の補完

●今日の授業の別の可能性


http://www.amazon.co.jp/gp/product/4762021490/ref=oh_details_o05_s00_i00?ie=UTF8&psc=1

2013年9月18日水曜日

教師という仕事と授業技術




授業アンケートでは、授業における指導力を要素分解して、それぞれの要素の重要度と満足度を分析します。
しかし、要素的であることには限界があります。

ある授業がうまくいくかどうかは、その授業に対して準備する熱量と時間、技能と経験があったかどうか、そのクラスとの関係性を構築するうえでの相性と期間・取組、その単元についての自身の理解や体験、その日授業をする時の教師と生徒のコンディション、授業の流れの中での生徒の反応、そうした様々な条件や不確実性をコントロールして、偶発性の中で自然と身体が動くかどうか、こうしたことまで授業アンケートだけでは測りきれません。

授業の「技術」というと、何か確かなものが想起されるかもしれませんが、それを言葉で伝えようとすると授業の「肝」になっていることをつかみ損ねてしまうような隔靴掻痒の思いをします。

しかし、授業の名人・達人は存在します。では、何がその先生たちを名人・達人たらしめたのか。それは、リフレクションなのだと思います。

上智大学の奈須正裕教授が「教師という仕事と授業技術」という本で、名人は授業の上達のために何かしら継続して行っていることがあると言います。
「放課後、教卓に座り、子どものいない机に一つづつ目を落として、今日この子はどうしていたか、自分はこの子に何をしてやれたかを考える」
「自分の授業をテープに録音し、授業記録におこし、行き帰りの電車で何日も繰り返し読み込む」
こうしたリフレクションに基づく改善を地道に継続した結果、驚くような授業が生まれるのだそうです。

その他、授業を振り返る際の視点もいくつか紹介されています。

「この単元では、学習指導要領の内容項目の何番と何番を狙っているか」

「どうせやるなら本物を目指す」

「その子の言おうとしていることを、教室の誰よりも教師自身が聴きたい、知りたいと思う」

「予定を消化するために先に進む『技』よりも、止まるべきところでキチンと止まる『技』の方が、より高度にして本質的である」

「多くの教師は前半部ではよく止まるが、残り時間が減ると止まらなくなる。名人はむしろ後半部においてよく止まる。」

「一つの単元を生み出すのに、3種類の異なる流れを考えてみる」
「指導案と現実のズレこそ重要な情報である」

「研究の勢いが衰えない学校は、必ずと言っていいほど子どもの学びを研究の中心に据え、常に具体的な子どもの姿を語ることから、すべてを開始している」

「丹念な実践の事実との向かい合いから紡ぎだされた言葉こそが実は確かな理論」

などです。

初任者であれば、まずは自分の授業をICレコーダーやビデオに収録して、丁寧に授業記録を起こすという作業から始めましょう、と提案されています。そして、超一流の授業や先生に深く親しむことが大事だといいます。しかし、何か超一流であるかは素人にはわかりません。そこにこそ、先輩教師が助言できることがあるのかもしれません。

http://www.amazon.co.jp/教師という仕事と授業技術-学力が身に付く授業の「技」-奈須-正裕/dp/4324078335/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1379480004&sr=8-1&keywords=教師という仕事と授業技術

2013年9月2日月曜日

講師のタイプ

2013年7月4日 フェイスブック

授業というものは不思議なもので、中途半端な知識を持っている人が話すと生徒もそれを感じて興味なさそうに寝てしまいます。

かと言って、生徒同士の話し合いや映像教材などを用いて関心を高めることに時間を使いすぎると、「ちゃんと講義をしてくれ」と文句を言います。

生徒には知的好奇心があり、教師の専門知識をわかりやすく教えてほしいという気持ちがあることの表れですね。しかし、これを行うためには教師側でかなりの教材研究と授業経験が要求されます。

河合塾の実況中継シリーズを読むとそうしたことを感じさせてくれます。日本史の石川晶康先生は、講師のタイプを3つに分類します。
扱う内容を100として、入試で高得点を確保するために80が必要、60~70で合格ラインと設定したうえで、

Aタイプは0~60の範囲をやさしく楽しく教える。「こんなのできなくていいよ」と負担感を軽減してくれるのでやさしい教師として支持されます。

Bタイプは60~120の範囲をビシビシ教え込む。絶対○○大学合格、日本史で徹底的に点を稼ぎたいという生徒から信者が現れます。

Cタイプは60~100を重点に、実際の入試問題を分析します。プロ中のプロとして安定した支持を得ます。

どのタイプの講師にも長所があるといいます。ちなみに、石川先生は忘れることを前提に、100学んで20は忘れても合格、というタイプだそうです。

原始から古代の実況中継を見ますと、
・かならず前回の部分を通読してから次の回に進むこと
・サブノートにはすぐ書き込まないで、復讐の時に書き込むこと
・史料に強くなるためには、声に出して何度も読むこと
と、学習方法のコツがちりばめられています。

教師を初めて10年以内に、自分でこうした実況中継テキストを作成できるようになることが、教科の専門性を高めるうえでの一つの目安になるのではないか、と思います。

http://www.amazon.co.jp/NEW石川日本史B講義の実況中継-原始~古代-実況中継シリーズ-石川-晶康/dp/4875685572/ref=sr_1_4?ie=UTF8&qid=1372904889&sr=8-4&keywords=石川日本史B 講義の実況中継

スローリーディング

2013年6月6日 フェイスブックより

前回はe-ラーニングをとりあげましたが、今回はその逆というような、灘校国語教師の橋本武先生の「奇跡の教室」を取りあげたいと思います。

その授業は、「銀の匙」を3年間かけて読むというスローリーディングです。
これは、とても勇気のいる決断ですし、毎回読む場面に応じた仕掛けを用意することは、単に教科書をこなすだけの授業よりも準備に時間がかかると思います。
こうした授業ができるのは、灘の生徒だからという声もありそうですが、「あなたは中学時代の授業の内容を覚えていますか。先生のことは覚えていても、何を読んだかまでは覚えていないんとちゃいますか。何も残っていない。ゼロ。そうしたことを自分はやってたんやなぁ、と思った。」というのがきっかけだそうです。これは、先生をされているのであれば、誰しも思うことなのではないかと思います。

そうした授業を、弁護士になった生徒は「こちらで勝手に疑問をもつように、誰もが興味をもつような、それから自分でどんどんのめり込むような工夫のある授業だった」「一生忘れちゃいけないんだよ、という物の見方や感受性を伝えたかったのだと思います」と振り返ります。

また裁判官になった生徒は、「最後にものをいうのは法律知識でなく、教養などといわれる、ベースになるものの考え方。それを教えてもらった。」といいます。

「国語はすべての教科の背骨だ」という言葉はよく言われますが、それを鍛えるために、これだという本を選び3年間教えるには、教師の側にその本にとことん向き合い、深く入り込んだ経験がなければできないことだと思います。そうした一冊を持っているか、という質問は、かなりクリティカルな質問のように思います。

2ページづつ、各人で表題を付け、グループでどの表題がよいかを議論する。友達といろいろ話し合い、自分でわくわくするような発見をし、書き込んだプリントが、最後に研究ノートとして一つの冊子になる。こうして、ゆっくりと、ゆたかに流れる時間に浸るような授業が受けられる中学校っていいですよね。

http://www.amazon.co.jp/奇跡の教室-エチ先生と『銀の匙』の子どもたち-伊藤-氏貴/dp/4093881634/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1370486376&sr=8-1&keywords=奇跡の教室


追記(2013年9月2日):
しかし、橋本先生に関する著作を色々と読むと、小説や古典について毎月課題作文を書いたり、古典についてグループ研究をして論文集を作成したりと、かなりハードな課題もあったようです。橋本先生は、「書く」ということの習慣化を特に意識されていたようで、体験を通じた知識の身体化や思考の深化を目的としたスローリーディングの背骨を支えていたのは、こうした課題だということがわかります。
すなわち、授業において徹底的に生徒の関心を高め、課題において生徒の心身を鍛え上げる、そしてグループ討議を通じて思考の幅を広げたり深め、プリントや論文集を和綴じにして目に見える形にして学習ポートフォリオを作成する、という様々なアプローチを統合した授業をされていたことがわかりました。

東大生の中学時代

2013年6月3日 フェイスブックより

今年、東大連続合格を狙う中高一貫校と関わる機会があり、少し情報を集めたところ東大家庭教師友の会が発行する「東大生の中学時代」という本を見つけました。東大生80名へのアンケートやインタビューをもとにしています。いくつか面白かったところを書き出してみます。


・東大生の「勉強していない」は本当か
→移動時間中に英単語を覚えたり、塾で講義を受ける時間は入っていない。「ナチュラルな天才」への憧れから「あまりしなかった」と答えるけれども、いろいろな工夫をして勉強している。


・東大生の勉強方法
→一度間違えた問題は2週間後にもう一度解いて徹底的に攻略
。ただし、良問を厳選する。/質の高い参考書を見極める。発行年の新しいものを手に取る。

どういった問題や参考書が良いかは、教師のアドバイスが必要なところですね。


・塾との関係
→授業を聞かずに塾の課題に追われているのは非効率。授業を聞いて理解する方が楽。授業をよく聞かず後で勉強しなおすのも同様。

これも授業の質が問われるところです。



・授業中の姿勢
→同じ授業をずっと集中して聞くのは難しい。先生の出す「重要だぞ」というサインがでたら集中する。また、予習をして分からなかったところは集中する。

意外に、わかりやすい「大事だ」サインが必要だということですね。ちなみに、予習については「予習してわかるような内容なら授業で理解すればいい。反対に、予習で分からないところは考えてもムダ。いずれにしても授業をきちんと聞いていれば済む話。」という予習不要論も。いずれにしても、こういう生徒

を相手にするのであれば、一回一回の授業の教師側の準備がとても大事になりなすね。

・参考書のやり方
→数学は新しい問題をいくつも解く。一方、英語は同じ文を何度も読んで頭に叩き込む、という教科によってやり方を変える意見。一冊の問題集を徹底的にやり込むことで本番前に自信が持てた、という意見も。

・英単語
→毎日20個。3日ほど目を通したら、10個づつずらしながら覚える。英単語を覚えると英文が読めるようになることが楽しかった。



・ごほうび
→成績が良かったら高価なゲームを買ってやる、という体験をした人もいたが、その人もそれがきっかけで机に向かい、次第に成績がよくなることが快感となった、ということでした。学習意欲の市川モデルですと、報酬志向→自尊志向→訓練志向というプロセスでしょうか。どのように移行させるかが大事なところですね。

・計画表よりも勉強後の記録を
→毎日「○○の××を3ページ」など「やったことノート」をつけていた。勉強は効率があがる時もあればはかどらない時もある。それがノートを見ると一目瞭然。本番前に「これだけやった」という自信にもなるし、翌日にやらなければならない内容を整理することができた。勉強もスポーツと同じくメンタルな部分のコントロールが大事ということですね。勉強でも仕事でも取り掛かるまでの心理的ハードルがエネルギーを食いますが、振り返って次に何をしなければいけないかを絞り込むことで、翌日すぐに勉強にとりかかれる、ということも、このメンタルコントロールに含まれるのかも。質の高いルーティンですね。



・教員への印象
→「サバンナのビデオを見せられて、次の授業までにビデオに関することから自分でテーマを設定して調べてレポートを提出」「数検を勧められて高度なテキストを渡された。その誘いがうれしかった。」と知的好奇心を喚起する教員に関する意見もありましたが、そうでない教員についての意見も。しかし、後者の教員についても「当時は、それでも自分達より知識や経験を持った大人。そこから学べることは多いので、『予備校の先生より授業が下手』とか言う意見はどうかと思う。」という意見もありました。


上記のような意見を通じて見えてくるのは、

「どうすれば効率よく勉強できるか」を常に研究している姿勢のようにも見えます。

そうさせる理由は、部活や生徒会などに忙しい中学時代という背景、時間マネジメントをする必要があるということが関係しているように思います。実際、「早く部活をやめた友達の方が、気がゆるんでしまい成績が下がっていた」という意見もありました。

中学時代は、いろいろな経験をする中で、自分なりの勉強の仕方を模索すること自体に意味がある時期なのかもしれませんね。

http://www.amazon.co.jp/東大生の中学時代-東大家庭教師友の会/dp/4569770215/ref=tmm_tankobon_meta_binding_title_0?ie=UTF8&qid=1370236301&sr=8-1

花壇に水をやる子どもへの声がけ

2013年5月24日 フェイスブックより

有名な話なのでしょうか。
花壇係の教師が担任にお願いをしました。
「今日は雨が降っていますが、先日の雨の日、傘をさして学級花壇に水やりをしている子どもがいました。なんのために水をやるのかよく教えてほしいと思います。」

多くの教職員は失笑しながら「まったく、いまの子は」とあきれ、県の指導主事は「雨であっても教師の言うことにすなおに従う良い子ども達だ」と喜びました。

ところが、一年生を担任しているベテランの先生は、
「なぜ雨の日に水をやるのだろうか。」と感じ、雨の中、花壇にあげている子どもを見つけ、そっと近づいて聞いた。
「雨が降っているのにどうして水やりをしたの?」
「だって、先生。雨の水よりも、水道の水のほうがきれいなんだもの。きっと、きれいな花が咲くよ。」

子どもの行動を見たとき、まずはなぜそれをしたのかを聴いて、理解し、共感することが大事だという話です。

たくさんの本を書かれている家本芳郎さんですが、「<教育力>をみがく」は特に評価が高いようです。
その根本にある考え方は、以下のようなポイントにあると思われます。

・まず実態を調べる
・いくつかの方法を試し研究する
・指導目標は決めるが、方法は統一せず、それぞれの実践・研究を交流し、検証する
・こどもの自主性を育てる

初任者の先生で、まだ読まれていないという方がいらっしゃれば買って損のない本です。

http://www.amazon.co.jp/“教育力”をみがく-寺子屋新書-家本-芳郎/dp/4901330470/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1369361186&sr=8-1&keywords=教育力をみがく

教師になるということ

フェイスブック 2013年4月27日

ゴールデンウィーク前半が始まりました。
多くの先生は新年度の慌ただしさから一息ついて、これからの一年をどうしていこうか考えておられるのではないでしょうか。
今年、初めて教師になった人はどのような気持ちでいるのでしょうか。

こうした機会に、「なぜ教師になりたいと思ったのか」というスタート地点を確認しておくことも大事かもしれません。
教師を目指す人向けに書かれた「教師になるということ」という本は、冒頭でその思いを書くことから始まります。

最初に、「学級担任の仕事を教える講座を持っている教員養成課程がない」という指摘も興味深いのですが、本の中から振り返りの良い問いかけになりそうなものをピックアップしておきます。

Q:プロになるためにはどれくらいの時間の修練が必要でしょうか?
A:1万時間。一日6時間、週5日、夏・冬休みを抜いて考えると8年3か月の計算です。授業のプロになる道はなかなか長く厳しいものですね。

Q:中学2年生の生徒が3階にある教室の窓枠に腰かけて休み時間を過ごしていたとします。どうしますか?
A:示された答えは「放っておく」「大声で止めろ!と叫ぶ」「生徒の傍に行って、ダメだぞと優しく声をかける」「生徒は驚かないが、届く声で、おい、と呼ぶ」「生徒を見つけて、(教師の存在に)気づかせて止めさせる」というもので、後ろの答えの方が良いとされています。
これは、教師に必要な力としての「(命を守るうえでの)管理の力」「指導の力」「人格の力」のうち、「管理の力」の例として示されています。管理教育という意味ではなく、あくまで命を守る、という意味で使われています。
中学2年生という多感な時期のことを考えると「傍に行って一緒に窓の外に目をやり、何を見てたの、と聞く」という答えもありそうですね。

Q:学力は勉強時間に比例して伸びるか?
A:伸びない。学力は、閾値(いきち)に達したときに急激に向上する。

Q:中学一年生の男の子が、小学校で覚えておくべき漢字がほとんど身についていない。どう指導するか?
A:他のクラスメイトと格差が生じないように、まったく別のハードルを用意して授業を設計する。
普通に授業をすれば、この男の子と他の子の差は埋まらないまま授業が進みます。すると、この男の子は早い段階でやる気を失ってしまうでしょう。
そこで、筆者は「漢字版、ウォーリーを探せ」(「鳥」(とり)という字が100個程度並ぶ中で「烏」(からす)という字を二つほど混ぜておく」というゲームや、「漢字のルーツを知る」(篆書(てんしょ)という昔の漢字の形から、今の漢字とその読み方や意味を知る」というワークを考えます。後者は、筆者が書道に通じていたということから生まれた発想です。

こうした取り組みは、「分からないことがあったら子どもに聞け」という先達の言葉と、筆者の専門性、そして子ども達の抱える課題を何とか解決しようという想いとそのための絶え間ない工夫により生まれています。

このゴールデンウィーク中に、「なぜ教師になったのか」というスタート地点を確認し、自分の専門性を活かした授業設計をしておきたいですね。

http://www.amazon.co.jp/新版-教師になるということ-池田-修/dp/4313652361/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1367042951&sr=8-1&keywords=教師になるということ

授業を振り返る3つの質問

2013年4月22日 フェイスブックより

授業が本格化したと思ったらゴールデンウィークに突入し、なかなかリズムをつくるのが難しいですね。しかし、ゴールデンウィーク前にきちんと学ぶ姿勢を作っておき、ゴールデンウィークを計画的に過ごすことができれば、よいスタートが切れるかもしれません。そこで、2007年2月の月刊ホームルームの特集「生徒の学ぶ意欲を引き出す教師の力」から、参考になる箇所を拾ってみます。

【フロウ体験】
生徒の学ぶ意欲を考える上で知っておくと良い言葉として、フロウ体験という言葉があります。ためしにパソコンで打って見て頂くと、なかなか興味深い漢字に変換してくれる言葉です。
これは、端的に言えば無我夢中になりその課題に没頭する状態です。学ぶ意欲にひきつけて言えば、「課題の難度と生徒の能力の組み合わせによって生徒が感じる「不安」と「退屈」が、バランスのとれている場合に生じる体験」と説明されています(p.8)。

「ちょうどよい課題の設定」、これは教師のわざの中でもかなり高度な部類に入るのではないでしょうか。これを行うためには、まず体系的かつ深い教材理解が必要となることに加え、生徒個々の理解度のみならず、その性格までも把握しておくことが必要とされます。その上で、生徒に「入る」角度での質問や課題設定をする技術が要求されます。
習熟度別授業であれば、ある程度クラスのレベルに応じた課題を設定されている先生は多いでしょう。クラスのバラつきが大きい場合は、ある程度できる生徒、あまりできない生徒、部活などで時間がとれない生徒、と大きく3段階くらいに分けて課題を設定されている先生もいらっしゃいました。

【授業を振り返るための3つの質問】
また、これは教科会や学年会、もしくは今夏の研修会などでこうしたことを考える機会を設けるとよいと思う記事もありました。「博士の愛した数式」という映画から始まるこの記事は、自分の授業を考え直すために3つの質問を設けています(p.16)。

1.先生の実践を一つだけ聞きたい、と言われたらどの授業の話をしてくれますか?
2.先生の教え子たちに、「○○先生の授業で、いい意味で印象に残っている授業は何ですか?」と聞いたら、生徒は何と答えると思いますか?
3.退職を迎えたとき、最後の授業としてどんな授業をしたいですか?

これら質問は、自分の授業を意識化する上で面白い質問だと思います。もちろん、日常の授業において、映画にでてくるような授業を毎回行うことは現実的ではないでしょう。ただ、一年を振り返った時、こうした質問に答えられる授業を意識的に作ってみようと考えることは、授業の質を高める上で効果的ではないかと思います。

【家庭学習】
最後に、4月中に習慣化しておきたいことが「家庭学習の記録」という冊子づくりとその定着です。
家庭学習に関する記録を取っている学校は増えていますが、ここではそのポイントを確認しておきましょう(pp.18-19)。

一つ目は、冊子にするということです。プリントなどではなく、冊子とすることで「積み重ねの実感」を喚起できます。こうした物理的な仕掛けが意外に重要だったりします。
二つ目は、簡単に記録できるということです。教科別の家庭学習時間数に加えて、課外出席科目や起床・帰宅・就寝時間、読書・テレビ・娯楽時間などフォーマットを作っておき数字のみを記録させることで、記録もチェックも簡便になります。なお、ここには生徒と担任がコメントを書ける欄も設けておく必要があります。
三つ目は、フィードバックの仕方です。例えば、部活に忙しく勉強時間が少ない生徒にはどうコメントを返せばよいでしょうか。記事では、実際にその生徒の練習風景を観察したうえでコメントを返していました。つまり、「家庭学習をすることが難しい事情を、時間をとって直接に見ているよ」ということを示したうえでコメントしています。また、急に勉強時間数が減った生徒には、「どうですか最近?」と気にかけていることを示すコメントを返しています。

最後に、「生徒が寝られない裏ワザ100連発」(pp.44-46)というものありました。「お笑い系5」「声や音での刺激系9」「体への刺激系13」「気分転換系13」「ペナルティ系7」「ごほうび系2」「あきらめ系4」と実際には53個しかありませんが、ブレーンストーミングのようにしてこうしたアイディアを出し合っていくと言う機会を設けてもよいかもしれませんね。

http://www.amazon.co.jp/月刊-ホームルーム-2007年-02月号-雑誌/dp/B000LXS5O4/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1366598386&sr=8-1&keywords=月刊ホームルーム+2007年2月

一斉授業 100の原則

フェイスブック 2013年4月18日より

「一斉授業をつくる10の原理100の原則」の100の原則ですが、
「一度に一事を伝える」「机間巡視では一人につきっきりにならず全体を意識する」などはよく言われることです。

さらに、「活動している子(質問に答えている子)ではなく、それ以外の生徒に目を配る」などは、教室全体が見え始めた新任教師の段階でしょうか。発問の分化として、「何」「いつ」「どこ」「だれ」などは知識の定着なので必要であれば教師が答えても良いが、「なぜ」「どのように」は問う価値がある、というところも、授業設計の発問を考える際に意識すべきとよく言われるところですね。

しかし、よく言われることであるにも関わらず、色々な授業をみるとつい忘れがちになってしまうことが、「一斉授業のうまい下手は、攻め(話し方や見せ方)ではなく、子どもの反応を的確に受けられるかどうかにある」という視点ではないでしょうか。

子どもの反応を受けられるかどうかは、知識と経験に加え、センスもいるところですが、一定の「型」を身につけることでうまく受けられる部分もあります。

例えば、机間巡視にも一定の「型」があるようです。それは、気になる子を先に回り、机を隣と引っ付けている場合はその窓側と廊下側を2回回るように導線を考え、最後に気になる子を通って教壇に戻る、という順路です。こうすることで、気になる子の躓きをもとに全体への指導を考えられますし、最後に気になる子の出来具合をみてその子へのフィードバックもできるためだそうです。

また、そのことと連動してノート指導にも一定の「型」があります。原則は短く書かせることで、「○か×で書いてください。」「A・B・Cで書いてください」「短く書いてください」と形式をそろえることで、短い時間で教室全体の理解度を把握することができます。ただし、机間巡視やこうしたノート指導は、教師の意図するフレームの中で知識の定着や考えの発展を促す際の技術であり、子ども達にそのフレームを超えた議論をしてほしい時には異なるファシリテーション技術を使った方が良い場合もあります。

なお、ノートの取り方については、構造的な板書を写すのでなく、教師の話すことを聴写した結果、構造的なノートになっている状態がより望ましいという指摘は、授業アンケートの項目を考える際にも留意しておく必要がありますね。

そのほか、議論で詰めるべきは肯定・否定ではなく論拠の多さであるとか、教材研究は題材の素材研究と、子どもがその題材に抱くであろう抵抗を分析する学習者研究、題材と子どもたちを結びつけるためにとるべき手立てを開発する指導法研究など、教員養成課程でなんとなく聞いたことが改めて触れられています。こうした断片的な知識・理論を、実践と結びつけて身体化することが必要なのだと思います。

http://www.amazon.co.jp/一斉授業10の原理・100の原則―授業力向上のための110のメソッド-堀-裕嗣/dp/4761919221/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1366250720&sr=8-1&keywords=一斉授業10の原理・100の原則

一斉授業 10の原理

フェイスブック 2013年4月17日より

新年度が始まって2週間、学校も通常のリズムになりはじめ、いよいよ授業も軌道に乗り始めたころではないでしょうか。
昨年、20代の先生に集まってもらい、授業アンケートをもとにした振り返りを行う場に同席させていただきました。
大きく結果が向上した先生は、もちろん授業技術を意識されたことも影響していますが、同じ内容だったので指導の見通しがついたことが大きかったと言います。

授業は教師のわざの基本でありながら、これを学ぶ機会はおそらく20代しかないとさえ思います。なぜなら、30代、40代は校内でしなければならない仕事も多く、また仕事以外にも家庭でいろいろと変化がある時期だからです。一方で、20代は生徒と距離が近いことから授業が成立してしまう側面もあります。だからこそ、確かな考えを持って、自分の授業を磨かないといけないのだと思います。

今回読んだ、「一斉授業 10の原理 100の原則」は、その意味で割合参考になりそうな本だと思います。この本では、最初の「①ゴールイメージの原理」にこう書かれています。
「最初に教材研究する教材、それは年度の最後の教材です。」

当たり前のことですが、おそらく授業経験の浅い先生は、指導すべき内容をどのように説明していくか、その背景知として調べなければならない項目は何か、に気が向くのだと思います。

しかし、この年度の最後に、子どもがどのようなことを学び、どのような力を身につけていなければならないか、という点がしっかり決まっていなければ、楽しい授業にはなっても、身に付く授業にはならないのでしょう。

また、一斉授業ではあっても、知識を学びに変えるためには授業の構成を変えなければならないと言います。それは、
1)課題の設定
2)知識・技術の解説
3)ペアによる確認(頻繁にペアを変える)
4)個人による課題への取り組み
5)グループワーク(5~8分)
6)課題解決短作文
という流れです。
実際にやってみるとわかりますが、これは生徒の反応もよい構成です。

このような構成で考えることで、
「今日は何をやろうか/教えようか」という視点から、
「今日は何について話し合わせようか/書かせようか」という視点で授業づくりが進むからです。
この視点は、より深い教材の理解や、発問の有り方につながります。また、説明の時間が短くなることで、教える内容の精査・構造化が必要となり、授業の重要ポイントがより明確になります。

次回は、100の原則について少し紹介したいと思います。

http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_ss_i_0_4?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Daps&field-keywords=%88%EA%90%C4%8E%F6%8B%C6%82P%82O%82%CC%8C%B4%97%9D%81E%82P%82O%82O%82%CC%8C%B4%91%A5&sprefix=%88%EA%90%C4%8E%F6%8B%C6%2Caps%2C723

2013年8月29日木曜日

精読

2013年4月3日 フェイスブック

英語の過去問を解くとき、イメージとしては設問に沿って解答していくものだと思っていましたが、東大受験を指導されてきた先生は異なるアプローチをされていました。

この先生によれば、3つの精読という手順を踏むということです。
なお、難関国公立・私大の過去問が対象です。

一回目は、時間を20分~25分で設定し、何も見ないで自分の力だけで解く。これは現時点での自分の力を知るためです。

二回目は、辞書や文法書などを使って再度答えを作り直す。調べたものは赤以外のペンで書きこんでいく。ここが合否に関わる最も大切な部分なので地道な努力を怠ってはいけないということです。

三回目は、解答・解説・板書事項を見て、答えを確認する。本文を翻訳できるくらい他の箇所も調べますが、書く必要はありません。これは、最後まで理解できなかった部分の手当です。

一つの長文に対しこれら三つの精読を行ったうえで音読し、書き込みをした英文を見ながら頭の中で翻訳していきます。音読は5~6回繰り返します。

非常に手の込んだやり方ですが、こうして自分で回答を作っていくプロセスを大事にしなければいけないといいます。
このプロセスを怠って、単に回答を示すような勉強や指導方法では生徒は伸びないと言います。

この先生は、英文が読めない理由を3つに分類しています。

一つは、英文の構造が理解できないこと。つまり、文法や構文力が不足しています。
もう一つは、構造が理解できているが、内容の分析ができていないこと。これは、語彙力や日本語表現力が不足しています。
もう一つは、全体から部分の意味をとることができないこと。これは、文脈をとることができていないということです。

そして、必要な力とは、

SVの軸を捉える構造分析力

内容をとりあえず日本語にできる内容分析力

結局何が言いたいのかという意味を把握し、伝えられる表現力(英語力+日本語力)

だと言います。

こうした指導は、徹底した教材研究の裏付けにより成果を生んでいます。

この先生は、ある国公立大の過去問に対し、設問以外に14の問いを設定しています。
例えば、
「第一パラグラフの一行目のchallengeの意味を書きなさい」とか、
「第二パラグラフの9行目の意味するものを日本語で説明しなさい」
「本文の表現を利用して次の日本語を英語になおしなさい。」
「第三パラグラフの7行目の『it』の内容を日本語で説明しなさい」
「第四パラグラフの7行目の『and』の並列関係を具体的に日本語で説明しなさい。」
というものです。

こうした、小さな問いを重ねて、生徒が回答に近づく、そうした道筋を作っています。
このような教材研究を50大学分くらいされるので、いつも就寝時間が2時を回るといいます。

この先生は50代ですが、20代からのこうした教材研究の蓄積が成果を生んでいるのだと思います。

勉強になりました。

アホでもできる漢文、バカにできない漢文

2013年3月19日 フェイスブック

今年、初めて東大を出した学校の先生に話を聞きました。
この先生は、以前は東大常連校にお勤めになっていました。
一目あった瞬間に、なんだかとても好きになってしまう雰囲気を持つ先生でした。
「アホでもできる漢文、バカにできない漢文」と秀逸な言葉遊びについつい予定の時間を過ぎてお話を聞き入ってしまいます。

この先生曰く、東大に行く生徒には二つのパターンがあるそうです。
一つは、学校を完璧に信頼している生徒。
もう一つは、学校をまったく信頼していない生徒。

中途半端に学校にノウハウを教えてもらおうとする生徒や、
親がごちゃごちゃいうケースは東大にはいかないそうです。

いわゆる全教科秀才型ではなく、「物事を深く考える」タイプ、抽象的な言葉でいえば「品のある」生徒、そうしたキラッと光るところを持つ生徒を見出し、育てるのだそうです。

県下のトップが集まる高校でも、一年生の一学期で東大を目指すのは5人ほどで、これを一学期かけて50人くらいに育てるのだそうです。つまり、東大を志望する生徒は、育てる必要があるということです。

ただ、小規模校と大規模校ではその後の戦略が異なります。
小規模校で行う場合は、「チーム本田」など、東大を目指す生徒を中心として教員のチームを作ると言うのです。このチームがうまく機能したとき、東大生は生まれると言います。また、このチームに参加した教員も力量が高まります。30人もの東大受験生がいる大規模校ではできない戦略がとれることが、小規模校の強みだと言います。

この先生に引き抜かれたスーパー国語教員の先生にもお会いしました。とても、「品が良く」、師匠ゆずりのユーモアあふれる、魅力的な先生でした。センターで失敗した受け持ち生徒が、東京学芸に逆転合格する話などは、お腹を抱えて笑ってしまいます。

しかし、何より興味をひかれたのはその授業です。

「東大で問われることは決まっています。
これはどういうことか、という問いと
これはなぜか、という問いです。

ですので、教科書を読むときも、
『ここに傍線が引かれて、どういうことかと問われるとどう答える?』と質問し、ノートに書かせます。

机間巡視し、ある生徒の回答を選んで板書で添削し、模範解答を作ります。」


こういう先生に教わりたいなぁ、と思える出会いがいくつもあった一日でした。

ビジュアルエイド 化学入門

(ヒューマン・リンク フェイスブック 2013年2月21日)

おそらく神奈川の桐光学園さんの発行している書籍の中で紹介されていた本だったと思うのですが、記憶違いかもしれません。

高校生が読んで化学好きになるかな、と思ったのですが、
もしかすると化学好きな高校生が真剣に化学を志すのに適した本かもしれません。
ちょっと判断がつきませんでしたので、いつも色々と教えて頂いている先生にこの本の感想を聞いてみました。ちなみに、お話を伺った先生は授業アンケートの満足度が高く、また常に工夫をし続けられていて、ヒューマン・リンクの小冊子でも紹介させていただいた先生です。

この先生の感想は、

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化学という学問の発展を通して、人間はどのように知性を磨いてきたのか?

また、化学という学問は、どのようにして文化の一翼を担ってきたのか?化学とはなんだろう?

などの300以上の画像を見てわかる化学の入門書だと思います。
化学の発展に携わった人々の軌跡を豊富な図版で追っていくので、大変興味が湧きます。

著者が作品の中で「化学者の、化学者による、化学者のための」化学史と言っている 様に、雑誌「ニュートン」の編集長であり、東大教授である竹内先生らしい、奥の深い 内容になっている点も意義深い書籍ではないでしょうか?

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ということでした。雑誌「ニュートン」の編集長だった、ということは不勉強ながら知りませんでした。化学の先生であれば常識なのかもしれませんが。
こうして、知らないことを教えて頂ける先生と知り合えたことに感謝です!

http://www.amazon.co.jp/ビジュアルエイド-化学入門-KS化学専門書-竹内-敬人/dp/4061543539/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1361413967&sr=8-1

中堅私大 古文演習

(ヒューマン・リンク フェイスブック 2013年2月14日)

GMARCHの国語的な本はないかと本屋さんを巡っていた時に目についたのが河合塾の出していた「中堅私大 古文演習」。発行は2007年になっていますが、編集されたのは1999年とかなり以前に出ているようですね。

大学の傾向分析のようなものはなく、「今昔物語集」「土佐日記」など代表的な題材を24題扱い、難易傾斜もないというもの。このうちGMARCHは4題とやや拍子抜けでしたが、逆に全国の私大を万遍なく扱っているので東京以外でも使いやすいのかもしれません。

この本の良いところは、解説の使いやすさのような気がします。何を持って「良問を選んだ」というのか少し読むだけではわからなかったのですが、解説を読んで、おそらく指導すべき点がうまく浮かび上がるような題材や問いになっているという基準なんだろうと推測します。

例えば、
・空欄補充の手順 ①前後の接続 ②係り結び・副詞の呼応 ③文脈・意味用法
・読みの出る語は、家屋構造・衣食住・官位・月の異名・十二支・宗教関係など
・助動詞「り」 完了の助動詞「り」はサ変の未然形か四段の命令形につく

などの「解法のポイント」が多くちりばめられています。

とっつきやすい文章ばかりなので、高1から高2で扱った題材や覚えた文法事項の演習教材として使い、授業では解説冊子を中心に扱っていく、という使い方になるのでしょうか。
巻末の「修辞法」「用言活用表」「助動詞・助詞一覧表」「識別法」などもオーソドックスですが、よくまとまっていて使いやすいと思います。

実際に使っている先生がいらっしゃれば、また色々と教えて頂ければと思います。

http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss_1?__mk_ja_JP=カタカナ&url=search-alias%3Daps&field-keywords=中堅私大+古文演習&sprefix=中堅私大%2B古文演習%2Caps&rh=i%3Aaps%2Ck%3A中堅私大+古文演習

GMARCHの国語

(2013年2月13日 ヒューマン・リンク フェイスブック)

GMARCH本の最後は「国語」です。

駿台文庫から。出版は2011年10月ですが、冒頭に「40万人を超える志願者がいるにも関わらず、GMARCHに焦点を当てた参考書や問題集はほとんど市販されていない」と書かれています。

問題分析と入試対策を見てみますと、

現代文:
多くが選択式の記号問題。前後の内容のつながりにおいて傍線部や空欄がどのような意味を持っているかの理解が問われる。
特に、中央大や学習院は、例年空欄に語を補入する設問がある。全文の趣旨理解を問う設問では内容に合致する選択肢を選ばせる設問が頻出。自分なりに本文を要約してみよう。

古文:
単語・語句の意味に関する設問や現代語訳の設問が必ず出題される。文法問題は、動詞・助動詞の活用や職能など基本的な知識を問う設問が多い。
和歌を含む設問では、和歌だけで独立した形でなく会話の中に入れ込む形式が多く、場面の中で和歌がどのような機能をしているかを理解する。

漢文:
再読文字・使役・反語などの基本的句形を含む文の訓読あるいは解釈する設問。重要語の読みや意味に関する設問も頻出。中央大では論説が好んで出題される。

とあります。

以前紹介しました河合塾の英語の問題分析に比べ、ひとまとめにされた感じで、あまり大学別の対策という感じでもありません。

収録されたテーマにバイアスがかかっているのかもしれませんが、現代文については近代や文化、普段の生活と関連させた哲学の話題などが並びます。

設問自体は、前後の文脈を捉えているかを選択肢で問う問題や、傍線部の理由や説明を20~30字程度で問う問題、全体の内容と合致する選択肢を選ぶ問題です。(これも、こうした設問を選んだのかもしれませんが。)

京大のように全体構成を理解し、それを文章で表現するという力までが求められているわけではありません。しかし、普段からこうしたテーマに親しんでいなければ、苦手意識や背景知識の不足から読み取りに時間がかかることは考えられます。

したがって、普段からそうしたテーマの新書に触れたり、日本史や世界史、政経倫理といった授業の中でこうした文章を扱ったりするといったカリキュラムを考える必要があるかもしれません。

古文と漢文については、それぞれの学校で得意な先生にまた秘訣を伺いたいところですが、この本を読んだ感想としては、次のようなことを思いました。

古文については、かなを漢字にしたり、漢字の訓読みを現代かなづかいで書かせるといった語彙に関する問題や、助動詞の活用、現代語訳に適した選択肢を選ぶ問題が大部分を占め、全体理解を選択肢で問う設問はあまり見られませんでした。
したがって、背景知識を含め、語彙や活用の暗記以外に、部分々々と合致する選択肢をどのように選ぶかという訓練が必要になると思います。(もちろん、古文になれるということが前提ですが。)

漢文は、5から6問で、どの大学でも共通して、一つの出題形式を一つの設問で問うという形になっています。その出題形式とは、「傍線部の訓読み」「傍線部の意味に合致する内容」「指示語」「書き下し文」「全体の内容と合致する選択肢」です(これも著者たちがこうした問題を選んだのかもしれませんが)。つまり、日頃から万遍なくこうした出題形式に対応した授業を行うことが必要だと言えます。

この本は、どちらかといえば大学の過去問演習をする際、解説を参照するということに比重が置かれており、大学別の対策を練るというところまでは踏み込めていない様です。

現代文については、論理エンジンの新版でいえばOS4までを終わらせ(もちろん余裕があればOS5を終わらせておくに越したことはありません)、論理エンジン大学入試必須編で近代や文化などのテーマに親しんでおくという対策で対応できると思います。

古文については、また別の機会に「中堅私大古文演習」という本を見てみたいと思います。

http://www.amazon.co.jp/徹底攻略-GMARCHの国語―学習院・明治・青山学院-立教・中央・法政-駿台受験シリーズ-圭太郎/dp/4796114319/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1360722599&sr=8-1

センターと東大と地理

(2013年2月8日 ヒューマン・リンク フェイスブック 投稿)

久しぶりに群馬にやってきました。

中高一貫のカリキュラム、今回はセンターや東大を考えたときの地理的思考力、特に日本地理が大切というお話です。

都道府県、県庁所在地、人口、気候といったことを押さえつつ、なぜ瀬戸内は乾燥しているのか、という理由を説明できる必要がある。覚えるのは個人でできるので、授業では地図帳や地球儀が頭に入るように工夫する。

教科書よりは地図帳が大事で、つねに緯度と経度を確認しつつ、色を叩き込む。色からどこに大陸棚があるか、海溝があるかを判断できる。これらを中学時代に身につけておくことが大事、ということでした。

私大ではあまり地理の採用はないのですが、センター、東大を考えたときは地理が大事というお話でした。高1では世界史、地理で文理選択どちらも対応できるようにするということです。政経倫理は量が多いので大変ということですね。

GMARCHの日本史

(ヒューマン・リンク 2013年2月4日 投稿より)

日本史の学習というと、どうも覚えるだけだという印象があるのですが、実は史料を読み解く力、いくつかの情報を論理的に紡いでいく力がより高いレベルでは求められるのだなぁ、と言うことが「GMARCHの日本史」を読んでわかりました。

日本史を教えている先生であれば常識なのでしょうが、改めで次のように整理されるとなるほどと思ってしまします。

原始・古代
重要な遺跡を都道府県とセットで押さえ、旧石器・縄文・弥生文化の特徴を比較して理解する。青山で出題が多い。古代史は人物名が頻出するが、特に学習院ではよく聞かれる。

中世
史料問題が頻出。特に、明治は論述を伴う難解な史料問題を出すことで有名。 

近世
織田・豊臣の統一過程を抑える。中世的権威の破壊→近世の土台の構築。江戸時代の政治は、武断→文治→幕政改革→幕末・開港。

近代
GMARCHは近現代重視。なかでも、明治・青山。学部に沿ったテーマ(法制史・経済史)が頻出。社会運動史も頻出。特に学習院、立教はテーマ史を出すので注意。

現代
戦後史は授業で扱われないが、入試における比重は高まる。やってるかどうかで差がつく。青山は「今」起きていることと関連させた問題を出す。ニュース・新聞を通して「今」を考え、歴史の中で位置づけることが必要。

正誤判定問題
選択肢の中のちょっとした一言で誤文にするものが多い。選択肢を区切って吟味し判断することが必要。

史料問題
易しい歴史人物・事象を、難しい史料の読解を通して解答させる。未見史料は読解の必要のない問題が大半。そうした問題を先に片づけて、読解が必要な問題に向き合う。①出展・元号を確認し何の史料かを把握する。②まず設問を先に解く。③注までフル活用して史料を読み解きなおす。

論述問題
知っていることを書き出し、5W1H、政治・経済・外交という枠組みを作る。学習院は字数が多い。一方、法政は60字から100字以内。すなわち書く内容の取捨選択(情報の優先順位を判断できる知識)が必要。明治は難度が高い。どのようなプロセスで正解にたどり着くことができるかを考える。


上記のことを踏まえますと、GMARCHを考えた時のカリキュラムを考える際、知識の暗記以外に次のことを踏まえる必要があると言えます。

・文化や時代を比較して考察する
・近現代を授業で扱う
・テーマごとに時代を縦断して情報を整理する
・今の事象と歴史的事象の関連づけと、歴史から学べることを考察する
・史料を読み解き、既知事項と関連づけ考察する
・選択肢の文章の違いを判断できる国語力をつける
・知っていることを書き出し、論理的に説明できる国語力をつける

これらは、中学時代から習慣的に行い、徐々に養わなければ身につかないものなのだと思います。

http://www.amazon.co.jp/徹底攻略-GMARCHの日本史―学習院・明治・青山学院-立教・中央・法政-駿台受験シリーズ-圭史郎/dp/4796118217/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1359951308&sr=8-1

中高一貫の女子校の理科カリキュラム

(ヒューマン・リンク フェイスブック2013年1月31日投稿より)

女子中高一貫のカリキュラムについて教えて頂くために、坂道を登って行きました。

この学校では6年間を3つのステージで考えています。こうした構成をとられる学校は多いと思いますが、お話を伺い、とても明確な位置づけをされていたため、納得性が高かったです。

まず、この学校に入ってくる生徒の中には少なからず小学校時代に塾で勉強した経験がある。しかし、これでは伸びない。大学受験の内容の多くは中高での授業と重複するため、授業で学ぶという姿勢をつけなければいけない。なので、最初の2年間は学校中心の学習習慣を定着させる期間だと位置づけ、宿題も多く課します。

次の中3、高1はセンター試験の内容を定着させるとともに、目標を考えさせる期間。保育園など職業体験を中3で、高1では教師10名を配置し5グループの授業を設け、自然、環境、国際などさまざまなテーマで生徒が探求していく。この時期に卒業生との交流や大学教授の授業を入れ、自分の関心を知る。

そして、高2高3は各人の関心を寄せる学部で必要とされる学習を行い、また入試に備えるという位置づけです。

具体的に教科のお話を伺いますと、その先生が化学をご専門にされていることもあり、理科を中心にお話いただきました。

カリキュラムとしては、国公立対応のクラスで
中1 化学 生物 (中学3年間の内容)
中2 物理 地学 (中学3年間の内容)
中3 高校の内容(生物・化学中心)
高1 物理基礎、化学基礎、生物基礎(新カリ)
高2 文系:生物基礎演習、理系:化学、生物、物理、物理基礎
高3 文系:生物基礎演習、化学基礎演習 理系:化学、生物/物理 夏以降に入試対策
ということでした。

どこの学校でもそうですが、各専門の先生が十分にいるわけではないという事情も影響しているようです。東大を目指す学校は地学専門の先生もいますが、そうした先生を抱えている学校は少なく、採用が少ないためこれを専門とする教員志望者も少なくなるということでした。

中学では1年間で3年分の内容を扱うため、年度ごとに配布される教科書(中学:啓林 高校:数研)はあまり使わないということです。中学時代はとにかく実験を多くする、3分の2は実験にあてているということです。
その理由は、高校からの内容は概念を扱うことが多くなりますが、その概念をイメージするために豊富な体験が必要だという考えです。
そのため、教科書に書かれていることを読むのでなく、

「まず発想してみる」

ことを重視されているということです。
そうでなければ面白くないでしょ、という言葉が印象的でした。
つまり、知的好奇心をいかに芽生えさせるか、それが6年間の土台になるということです。
最近では、個人でできるマイクロ実験というものがあり、関心を寄せられています。
http://science.icu.ac.jp/MCE/

「理科」は繰り返しが多いので、スピードよりも定着を心がけ、また中高一貫のメリットを生かして、高校受験の対応に追われることなく、まとめられるところはまとめてしまう、というようにカリキュラムを組まれているということでした。

実際、センター試験の内容は基礎的なものであり、神戸大学くらいまでなら定期テストと同じレベルだと言います。センター試験は過去問OKになったということで、何年か前と同じような問題がでたと言います。それだけバリエーションをだすのが難しいという背景もあるようです。
阪大となると計算力を使って考えさせるようになり、京大になるとセンスが必要だと言いますが、使われる知識量としては大きな違いはないということでした。
つまり、その基礎力やセンスをいかに磨くかがカリキュラムに求められると言えます。

現在の課題としては、
目的意識や学力の高い生徒は理系を目指すことが多く、その進路先として医学部が挙がるけれども、関西では国公立の医学部がメインとなるため難易度がぐっと上がってしまうことや、
新課程になって中学の内容が厚くなったので、高校との接続をどのようにするかを考えているということでした。

また、他の教科について
自身が理系なので体系だった教え方や学び方が好きなのだが、英語の採用面接や授業などを見ると感覚的な部分がある。女子生徒に対して、数学のような論理的思考を要求する授業で、どのように関心を持たせ、学力をつけさせればいいのか、という質問をいただきました。
ぜひ、女子生徒を伸ばしている数学の先生や学校があれば教えてください。

竹岡広信・安河内哲也の この英語本がすごい!

ヒューマン・リンクのフェイスブックで教科指導に関することを投稿していましたので、再掲いたします。

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2013年1月30日

関東のとある女子中高一貫校が、GMARCHの層を厚くしたいのでカリキュラムを考えているというお話がありました。そこで少し調べてみようと本屋に足を運びました。

本屋を見渡しますと、関西の書店だからということもあるでしょうが、東大、京大、早慶上智は本がたくさんでているのですが、GMARCHなど中堅私大にしぼった本はあまりないのですね。
しかも、英語がほとんどで、赤本や「世界一わかりやすい中央大の英語」などを見てみますと、確かに過去の傾向から分析はされているのですが、これを中心としたカリキュラムや対策があまりイメージできませんでした。

他の教科に関しては「私立中堅の古典」とか「徹底攻略!GMARCHの世界史」とか、結構ひとまとめにされてしまってます。
これだけ需要があるということはそんなにたくさんの人が東大、京大を受験するのでしょうか。
「私たちの学校には、実は××大学の入試分析を専門にしている世界史の先生がいるんですよ。今度の説明会に参加した人にはその小冊子を配ろうと思っています。」なんていう広報もあってよさそうなんですが。

こうした観点から考えると、論理エンジンというのはGMARCHレベルの現代文をきちんととらえるカリキュラムとして良いなぁ、と思います。つまり、体系だって基礎力をつけているからこそ、高3になって、赤本などの対策本が意味をなすのだという、当たり前のことを確認しました。

そんな中、つい読みふけってしまった本があります。
予備校で英語を教える先生が、英単語や英文法など各領域で自分のベスト3を挙げていくという
「竹岡広信・安河内哲也の この英語本がすごい!」
です。

これ面白いなと思って、その場でアマゾンのカートに入れていると(本屋さん、ごめんなさい。)、合計額がすごいことになっていました。ちなみにクリックしたのは、次のような本でした。

ウィズダム和英辞典
論理思考を鍛える英文ライティング
東大英単
大学入試英作文実践講義
英語で読む 日本昔ばなし Book 1
東大講義で学ぶ英語パーフェクトリーディング(CD BOOK)
英文解釈教室 改訂版
ネイティヴチェックで鍛える ビジネス英文ライティング
日本人の英語力 (小学館101新書 48)
語源でわかった!英単語記憶術 (文春新書)

また、先生のおすすめの本などを教えて頂ければと思います。

http://www.amazon.co.jp/竹岡広信・安河内哲也の-この英語本がすごい-竹岡-広信/dp/4806137316/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1359535885&sr=8-1

2013年6月7日金曜日

第一回 授業力アップ研修会

「第一回 授業力アップ研修会」を以下の要領で開催いたします。

【概要】

「授業力アップ研修会」は、

授業アンケート結果の飛躍的変化(ビフォア・アフター)で、生徒や周囲や自分自身を驚かそう!!をテーマとした研修会です。

変わることの楽しさを実感すれば、本来の教師生活がよみがえる。

授業改善アイディアは他力本願、実践は自力本願で、3週間のみ集中型。

研修は長期休暇。改善の実施は3週間。

なので、時間がなくて忙しいという先生にも最適のプログラムです。

予備校が企画するような授業改善研修のように、講師からダメだしはしません。


アンケート結果をみんなで共有し、

具体的改善アイディアを出しリラックスした状態で授業改善について一緒に考えます。

約3か月、計3回を1サイクルとする研修会です。

多くの先生がたの参加をお待ちしています。


【スケジュール】
☆1回目「授業力アップ研修会の趣旨と流れ説明」  夏休み ※日程調整中です。

・顔合わせと今後の予定を共有

2回目までの取り組み

・授業アンケートの提出 (9月末まで)


☆2回目「授業満足 今の姿」  10月 ※日程調整中です。

・授業アンケート結果の共有
・課題解決話し合い(リフレクティブ・チーム)

3回目までの取り組み
・3週間、授業改善に取り組む
・3週間後の授業アンケートの提出 (11月ごろまで)

☆3回目「授業満足変化の姿」 11月

・授業アンケート結果の共有
・改善結果の成功要因の考察と共有
・今後の授業改善に向けた学びと取り組みの共有


【場所】

・東京都近郊の学校