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2014年3月7日金曜日

アクティブ・リーディング

英語の学習方法が様々ある中で、試行錯誤しながら自分にあった学び方や教え方をされていると思います。ある情報が伝達する際には、成功物語、残酷物語、データが媒介されると言われますが、和田先生の場合は自身が偏差値30から70に伸びたという成功物語に支えられています。加えてテコンドーの達人というキャラクターづくりも、教師に必要な要件ですね。

「5STEPアクティブ・リーディング―単語・聴解・読解・音読・確認」
書籍→

この本で紹介されているのは、「一つの文を多角的に読むことで力がつく」という信念に基づくメソッドです。大まかに言えば、
1.語句チェック
2.リスニング
3.読む
4.読み上げる
5.解く
6.要約する
というステップなのですが、3と4のステップが細かい。

3.読む
 ざっくり読み
 じっくり読み
 探し読み
 文法・構文把握
 誤読チェック

4.読み上げる
 発音確認×2
 サイト・トランスレーション(スラッシュ読み)×2
 センテンス×3
 スピード×4
 リズム・イミテイション×3
 シンクロ×3
 日→英 トランスレーション×3
 と、一つの文を計20回読む計算です。和田先生自身は生徒のころ音読を含め50回読んだといいます。「読書百遍意自ずから通ず」ですね。「英語は勉強じゃない、トレーニングだ」という言葉が示すように、一つづつ確かなものを「身に着けていく」方法です。

 実際に、順天中学・高等学校で教わった生徒の声が、その方法の正しさを証明しています。ある女子生徒が覚えていた言葉が印象的です。

 「夢は逃げない、逃げるのはいつも自分からだ」

 生徒をやる気にさせ、心の琴線に触れ、情熱と正しい方法を持って接する、どんな時もそうした先生が素晴らしい授業をするのでしょうね。

和田先生の講演を聞いた方の反応
「型」をしっかりと持ちつつ、生徒とのつながりの中で瞬時かつ柔軟に対応する授業

和田先生のDVDを見た人の感想
授業の終わりを見据えて組み立てる(バックワードデザイン)、変化のある繰り返しとコーチング

2013年8月29日木曜日

精読

2013年4月3日 フェイスブック

英語の過去問を解くとき、イメージとしては設問に沿って解答していくものだと思っていましたが、東大受験を指導されてきた先生は異なるアプローチをされていました。

この先生によれば、3つの精読という手順を踏むということです。
なお、難関国公立・私大の過去問が対象です。

一回目は、時間を20分~25分で設定し、何も見ないで自分の力だけで解く。これは現時点での自分の力を知るためです。

二回目は、辞書や文法書などを使って再度答えを作り直す。調べたものは赤以外のペンで書きこんでいく。ここが合否に関わる最も大切な部分なので地道な努力を怠ってはいけないということです。

三回目は、解答・解説・板書事項を見て、答えを確認する。本文を翻訳できるくらい他の箇所も調べますが、書く必要はありません。これは、最後まで理解できなかった部分の手当です。

一つの長文に対しこれら三つの精読を行ったうえで音読し、書き込みをした英文を見ながら頭の中で翻訳していきます。音読は5~6回繰り返します。

非常に手の込んだやり方ですが、こうして自分で回答を作っていくプロセスを大事にしなければいけないといいます。
このプロセスを怠って、単に回答を示すような勉強や指導方法では生徒は伸びないと言います。

この先生は、英文が読めない理由を3つに分類しています。

一つは、英文の構造が理解できないこと。つまり、文法や構文力が不足しています。
もう一つは、構造が理解できているが、内容の分析ができていないこと。これは、語彙力や日本語表現力が不足しています。
もう一つは、全体から部分の意味をとることができないこと。これは、文脈をとることができていないということです。

そして、必要な力とは、

SVの軸を捉える構造分析力

内容をとりあえず日本語にできる内容分析力

結局何が言いたいのかという意味を把握し、伝えられる表現力(英語力+日本語力)

だと言います。

こうした指導は、徹底した教材研究の裏付けにより成果を生んでいます。

この先生は、ある国公立大の過去問に対し、設問以外に14の問いを設定しています。
例えば、
「第一パラグラフの一行目のchallengeの意味を書きなさい」とか、
「第二パラグラフの9行目の意味するものを日本語で説明しなさい」
「本文の表現を利用して次の日本語を英語になおしなさい。」
「第三パラグラフの7行目の『it』の内容を日本語で説明しなさい」
「第四パラグラフの7行目の『and』の並列関係を具体的に日本語で説明しなさい。」
というものです。

こうした、小さな問いを重ねて、生徒が回答に近づく、そうした道筋を作っています。
このような教材研究を50大学分くらいされるので、いつも就寝時間が2時を回るといいます。

この先生は50代ですが、20代からのこうした教材研究の蓄積が成果を生んでいるのだと思います。

勉強になりました。

竹岡広信・安河内哲也の この英語本がすごい!

ヒューマン・リンクのフェイスブックで教科指導に関することを投稿していましたので、再掲いたします。

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2013年1月30日

関東のとある女子中高一貫校が、GMARCHの層を厚くしたいのでカリキュラムを考えているというお話がありました。そこで少し調べてみようと本屋に足を運びました。

本屋を見渡しますと、関西の書店だからということもあるでしょうが、東大、京大、早慶上智は本がたくさんでているのですが、GMARCHなど中堅私大にしぼった本はあまりないのですね。
しかも、英語がほとんどで、赤本や「世界一わかりやすい中央大の英語」などを見てみますと、確かに過去の傾向から分析はされているのですが、これを中心としたカリキュラムや対策があまりイメージできませんでした。

他の教科に関しては「私立中堅の古典」とか「徹底攻略!GMARCHの世界史」とか、結構ひとまとめにされてしまってます。
これだけ需要があるということはそんなにたくさんの人が東大、京大を受験するのでしょうか。
「私たちの学校には、実は××大学の入試分析を専門にしている世界史の先生がいるんですよ。今度の説明会に参加した人にはその小冊子を配ろうと思っています。」なんていう広報もあってよさそうなんですが。

こうした観点から考えると、論理エンジンというのはGMARCHレベルの現代文をきちんととらえるカリキュラムとして良いなぁ、と思います。つまり、体系だって基礎力をつけているからこそ、高3になって、赤本などの対策本が意味をなすのだという、当たり前のことを確認しました。

そんな中、つい読みふけってしまった本があります。
予備校で英語を教える先生が、英単語や英文法など各領域で自分のベスト3を挙げていくという
「竹岡広信・安河内哲也の この英語本がすごい!」
です。

これ面白いなと思って、その場でアマゾンのカートに入れていると(本屋さん、ごめんなさい。)、合計額がすごいことになっていました。ちなみにクリックしたのは、次のような本でした。

ウィズダム和英辞典
論理思考を鍛える英文ライティング
東大英単
大学入試英作文実践講義
英語で読む 日本昔ばなし Book 1
東大講義で学ぶ英語パーフェクトリーディング(CD BOOK)
英文解釈教室 改訂版
ネイティヴチェックで鍛える ビジネス英文ライティング
日本人の英語力 (小学館101新書 48)
語源でわかった!英単語記憶術 (文春新書)

また、先生のおすすめの本などを教えて頂ければと思います。

http://www.amazon.co.jp/竹岡広信・安河内哲也の-この英語本がすごい-竹岡-広信/dp/4806137316/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1359535885&sr=8-1