(2013年2月13日 ヒューマン・リンク フェイスブック)
GMARCH本の最後は「国語」です。
駿台文庫から。出版は2011年10月ですが、冒頭に「40万人を超える志願者がいるにも関わらず、GMARCHに焦点を当てた参考書や問題集はほとんど市販されていない」と書かれています。
問題分析と入試対策を見てみますと、
現代文:
多くが選択式の記号問題。前後の内容のつながりにおいて傍線部や空欄がどのような意味を持っているかの理解が問われる。
特に、中央大や学習院は、例年空欄に語を補入する設問がある。全文の趣旨理解を問う設問では内容に合致する選択肢を選ばせる設問が頻出。自分なりに本文を要約してみよう。
古文:
単語・語句の意味に関する設問や現代語訳の設問が必ず出題される。文法問題は、動詞・助動詞の活用や職能など基本的な知識を問う設問が多い。
和歌を含む設問では、和歌だけで独立した形でなく会話の中に入れ込む形式が多く、場面の中で和歌がどのような機能をしているかを理解する。
漢文:
再読文字・使役・反語などの基本的句形を含む文の訓読あるいは解釈する設問。重要語の読みや意味に関する設問も頻出。中央大では論説が好んで出題される。
とあります。
以前紹介しました河合塾の英語の問題分析に比べ、ひとまとめにされた感じで、あまり大学別の対策という感じでもありません。
収録されたテーマにバイアスがかかっているのかもしれませんが、現代文については近代や文化、普段の生活と関連させた哲学の話題などが並びます。
設問自体は、前後の文脈を捉えているかを選択肢で問う問題や、傍線部の理由や説明を20~30字程度で問う問題、全体の内容と合致する選択肢を選ぶ問題です。(これも、こうした設問を選んだのかもしれませんが。)
京大のように全体構成を理解し、それを文章で表現するという力までが求められているわけではありません。しかし、普段からこうしたテーマに親しんでいなければ、苦手意識や背景知識の不足から読み取りに時間がかかることは考えられます。
したがって、普段からそうしたテーマの新書に触れたり、日本史や世界史、政経倫理といった授業の中でこうした文章を扱ったりするといったカリキュラムを考える必要があるかもしれません。
古文と漢文については、それぞれの学校で得意な先生にまた秘訣を伺いたいところですが、この本を読んだ感想としては、次のようなことを思いました。
古文については、かなを漢字にしたり、漢字の訓読みを現代かなづかいで書かせるといった語彙に関する問題や、助動詞の活用、現代語訳に適した選択肢を選ぶ問題が大部分を占め、全体理解を選択肢で問う設問はあまり見られませんでした。
したがって、背景知識を含め、語彙や活用の暗記以外に、部分々々と合致する選択肢をどのように選ぶかという訓練が必要になると思います。(もちろん、古文になれるということが前提ですが。)
漢文は、5から6問で、どの大学でも共通して、一つの出題形式を一つの設問で問うという形になっています。その出題形式とは、「傍線部の訓読み」「傍線部の意味に合致する内容」「指示語」「書き下し文」「全体の内容と合致する選択肢」です(これも著者たちがこうした問題を選んだのかもしれませんが)。つまり、日頃から万遍なくこうした出題形式に対応した授業を行うことが必要だと言えます。
この本は、どちらかといえば大学の過去問演習をする際、解説を参照するということに比重が置かれており、大学別の対策を練るというところまでは踏み込めていない様です。
現代文については、論理エンジンの新版でいえばOS4までを終わらせ(もちろん余裕があればOS5を終わらせておくに越したことはありません)、論理エンジン大学入試必須編で近代や文化などのテーマに親しんでおくという対策で対応できると思います。
古文については、また別の機会に「中堅私大古文演習」という本を見てみたいと思います。
http://www.amazon.co.jp/徹底攻略-GMARCHの国語―学習院・明治・青山学院-立教・中央・法政-駿台受験シリーズ-圭太郎/dp/4796114319/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1360722599&sr=8-1
GMARCH本の最後は「国語」です。
駿台文庫から。出版は2011年10月ですが、冒頭に「40万人を超える志願者がいるにも関わらず、GMARCHに焦点を当てた参考書や問題集はほとんど市販されていない」と書かれています。
問題分析と入試対策を見てみますと、
現代文:
多くが選択式の記号問題。前後の内容のつながりにおいて傍線部や空欄がどのような意味を持っているかの理解が問われる。
特に、中央大や学習院は、例年空欄に語を補入する設問がある。全文の趣旨理解を問う設問では内容に合致する選択肢を選ばせる設問が頻出。自分なりに本文を要約してみよう。
古文:
単語・語句の意味に関する設問や現代語訳の設問が必ず出題される。文法問題は、動詞・助動詞の活用や職能など基本的な知識を問う設問が多い。
和歌を含む設問では、和歌だけで独立した形でなく会話の中に入れ込む形式が多く、場面の中で和歌がどのような機能をしているかを理解する。
漢文:
再読文字・使役・反語などの基本的句形を含む文の訓読あるいは解釈する設問。重要語の読みや意味に関する設問も頻出。中央大では論説が好んで出題される。
とあります。
以前紹介しました河合塾の英語の問題分析に比べ、ひとまとめにされた感じで、あまり大学別の対策という感じでもありません。
収録されたテーマにバイアスがかかっているのかもしれませんが、現代文については近代や文化、普段の生活と関連させた哲学の話題などが並びます。
設問自体は、前後の文脈を捉えているかを選択肢で問う問題や、傍線部の理由や説明を20~30字程度で問う問題、全体の内容と合致する選択肢を選ぶ問題です。(これも、こうした設問を選んだのかもしれませんが。)
京大のように全体構成を理解し、それを文章で表現するという力までが求められているわけではありません。しかし、普段からこうしたテーマに親しんでいなければ、苦手意識や背景知識の不足から読み取りに時間がかかることは考えられます。
したがって、普段からそうしたテーマの新書に触れたり、日本史や世界史、政経倫理といった授業の中でこうした文章を扱ったりするといったカリキュラムを考える必要があるかもしれません。
古文と漢文については、それぞれの学校で得意な先生にまた秘訣を伺いたいところですが、この本を読んだ感想としては、次のようなことを思いました。
古文については、かなを漢字にしたり、漢字の訓読みを現代かなづかいで書かせるといった語彙に関する問題や、助動詞の活用、現代語訳に適した選択肢を選ぶ問題が大部分を占め、全体理解を選択肢で問う設問はあまり見られませんでした。
したがって、背景知識を含め、語彙や活用の暗記以外に、部分々々と合致する選択肢をどのように選ぶかという訓練が必要になると思います。(もちろん、古文になれるということが前提ですが。)
漢文は、5から6問で、どの大学でも共通して、一つの出題形式を一つの設問で問うという形になっています。その出題形式とは、「傍線部の訓読み」「傍線部の意味に合致する内容」「指示語」「書き下し文」「全体の内容と合致する選択肢」です(これも著者たちがこうした問題を選んだのかもしれませんが)。つまり、日頃から万遍なくこうした出題形式に対応した授業を行うことが必要だと言えます。
この本は、どちらかといえば大学の過去問演習をする際、解説を参照するということに比重が置かれており、大学別の対策を練るというところまでは踏み込めていない様です。
現代文については、論理エンジンの新版でいえばOS4までを終わらせ(もちろん余裕があればOS5を終わらせておくに越したことはありません)、論理エンジン大学入試必須編で近代や文化などのテーマに親しんでおくという対策で対応できると思います。
古文については、また別の機会に「中堅私大古文演習」という本を見てみたいと思います。
http://www.amazon.co.jp/徹底攻略-GMARCHの国語―学習院・明治・青山学院-立教・中央・法政-駿台受験シリーズ-圭太郎/dp/4796114319/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1360722599&sr=8-1
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