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2013年8月29日木曜日

GMARCHの日本史

(ヒューマン・リンク 2013年2月4日 投稿より)

日本史の学習というと、どうも覚えるだけだという印象があるのですが、実は史料を読み解く力、いくつかの情報を論理的に紡いでいく力がより高いレベルでは求められるのだなぁ、と言うことが「GMARCHの日本史」を読んでわかりました。

日本史を教えている先生であれば常識なのでしょうが、改めで次のように整理されるとなるほどと思ってしまします。

原始・古代
重要な遺跡を都道府県とセットで押さえ、旧石器・縄文・弥生文化の特徴を比較して理解する。青山で出題が多い。古代史は人物名が頻出するが、特に学習院ではよく聞かれる。

中世
史料問題が頻出。特に、明治は論述を伴う難解な史料問題を出すことで有名。 

近世
織田・豊臣の統一過程を抑える。中世的権威の破壊→近世の土台の構築。江戸時代の政治は、武断→文治→幕政改革→幕末・開港。

近代
GMARCHは近現代重視。なかでも、明治・青山。学部に沿ったテーマ(法制史・経済史)が頻出。社会運動史も頻出。特に学習院、立教はテーマ史を出すので注意。

現代
戦後史は授業で扱われないが、入試における比重は高まる。やってるかどうかで差がつく。青山は「今」起きていることと関連させた問題を出す。ニュース・新聞を通して「今」を考え、歴史の中で位置づけることが必要。

正誤判定問題
選択肢の中のちょっとした一言で誤文にするものが多い。選択肢を区切って吟味し判断することが必要。

史料問題
易しい歴史人物・事象を、難しい史料の読解を通して解答させる。未見史料は読解の必要のない問題が大半。そうした問題を先に片づけて、読解が必要な問題に向き合う。①出展・元号を確認し何の史料かを把握する。②まず設問を先に解く。③注までフル活用して史料を読み解きなおす。

論述問題
知っていることを書き出し、5W1H、政治・経済・外交という枠組みを作る。学習院は字数が多い。一方、法政は60字から100字以内。すなわち書く内容の取捨選択(情報の優先順位を判断できる知識)が必要。明治は難度が高い。どのようなプロセスで正解にたどり着くことができるかを考える。


上記のことを踏まえますと、GMARCHを考えた時のカリキュラムを考える際、知識の暗記以外に次のことを踏まえる必要があると言えます。

・文化や時代を比較して考察する
・近現代を授業で扱う
・テーマごとに時代を縦断して情報を整理する
・今の事象と歴史的事象の関連づけと、歴史から学べることを考察する
・史料を読み解き、既知事項と関連づけ考察する
・選択肢の文章の違いを判断できる国語力をつける
・知っていることを書き出し、論理的に説明できる国語力をつける

これらは、中学時代から習慣的に行い、徐々に養わなければ身につかないものなのだと思います。

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