(ヒューマン・リンク フェイスブック2013年1月31日投稿より)
女子中高一貫のカリキュラムについて教えて頂くために、坂道を登って行きました。
この学校では6年間を3つのステージで考えています。こうした構成をとられる学校は多いと思いますが、お話を伺い、とても明確な位置づけをされていたため、納得性が高かったです。
まず、この学校に入ってくる生徒の中には少なからず小学校時代に塾で勉強した経験がある。しかし、これでは伸びない。大学受験の内容の多くは中高での授業と重複するため、授業で学ぶという姿勢をつけなければいけない。なので、最初の2年間は学校中心の学習習慣を定着させる期間だと位置づけ、宿題も多く課します。
次の中3、高1はセンター試験の内容を定着させるとともに、目標を考えさせる期間。保育園など職業体験を中3で、高1では教師10名を配置し5グループの授業を設け、自然、環境、国際などさまざまなテーマで生徒が探求していく。この時期に卒業生との交流や大学教授の授業を入れ、自分の関心を知る。
そして、高2高3は各人の関心を寄せる学部で必要とされる学習を行い、また入試に備えるという位置づけです。
具体的に教科のお話を伺いますと、その先生が化学をご専門にされていることもあり、理科を中心にお話いただきました。
カリキュラムとしては、国公立対応のクラスで
中1 化学 生物 (中学3年間の内容)
中2 物理 地学 (中学3年間の内容)
中3 高校の内容(生物・化学中心)
高1 物理基礎、化学基礎、生物基礎(新カリ)
高2 文系:生物基礎演習、理系:化学、生物、物理、物理基礎
高3 文系:生物基礎演習、化学基礎演習 理系:化学、生物/物理 夏以降に入試対策
ということでした。
どこの学校でもそうですが、各専門の先生が十分にいるわけではないという事情も影響しているようです。東大を目指す学校は地学専門の先生もいますが、そうした先生を抱えている学校は少なく、採用が少ないためこれを専門とする教員志望者も少なくなるということでした。
中学では1年間で3年分の内容を扱うため、年度ごとに配布される教科書(中学:啓林 高校:数研)はあまり使わないということです。中学時代はとにかく実験を多くする、3分の2は実験にあてているということです。
その理由は、高校からの内容は概念を扱うことが多くなりますが、その概念をイメージするために豊富な体験が必要だという考えです。
そのため、教科書に書かれていることを読むのでなく、
「まず発想してみる」
ことを重視されているということです。
そうでなければ面白くないでしょ、という言葉が印象的でした。
つまり、知的好奇心をいかに芽生えさせるか、それが6年間の土台になるということです。
最近では、個人でできるマイクロ実験というものがあり、関心を寄せられています。
http://science.icu.ac.jp/MCE/
「理科」は繰り返しが多いので、スピードよりも定着を心がけ、また中高一貫のメリットを生かして、高校受験の対応に追われることなく、まとめられるところはまとめてしまう、というようにカリキュラムを組まれているということでした。
実際、センター試験の内容は基礎的なものであり、神戸大学くらいまでなら定期テストと同じレベルだと言います。センター試験は過去問OKになったということで、何年か前と同じような問題がでたと言います。それだけバリエーションをだすのが難しいという背景もあるようです。
阪大となると計算力を使って考えさせるようになり、京大になるとセンスが必要だと言いますが、使われる知識量としては大きな違いはないということでした。
つまり、その基礎力やセンスをいかに磨くかがカリキュラムに求められると言えます。
現在の課題としては、
目的意識や学力の高い生徒は理系を目指すことが多く、その進路先として医学部が挙がるけれども、関西では国公立の医学部がメインとなるため難易度がぐっと上がってしまうことや、
新課程になって中学の内容が厚くなったので、高校との接続をどのようにするかを考えているということでした。
また、他の教科について
自身が理系なので体系だった教え方や学び方が好きなのだが、英語の採用面接や授業などを見ると感覚的な部分がある。女子生徒に対して、数学のような論理的思考を要求する授業で、どのように関心を持たせ、学力をつけさせればいいのか、という質問をいただきました。
ぜひ、女子生徒を伸ばしている数学の先生や学校があれば教えてください。
女子中高一貫のカリキュラムについて教えて頂くために、坂道を登って行きました。
この学校では6年間を3つのステージで考えています。こうした構成をとられる学校は多いと思いますが、お話を伺い、とても明確な位置づけをされていたため、納得性が高かったです。
まず、この学校に入ってくる生徒の中には少なからず小学校時代に塾で勉強した経験がある。しかし、これでは伸びない。大学受験の内容の多くは中高での授業と重複するため、授業で学ぶという姿勢をつけなければいけない。なので、最初の2年間は学校中心の学習習慣を定着させる期間だと位置づけ、宿題も多く課します。
次の中3、高1はセンター試験の内容を定着させるとともに、目標を考えさせる期間。保育園など職業体験を中3で、高1では教師10名を配置し5グループの授業を設け、自然、環境、国際などさまざまなテーマで生徒が探求していく。この時期に卒業生との交流や大学教授の授業を入れ、自分の関心を知る。
そして、高2高3は各人の関心を寄せる学部で必要とされる学習を行い、また入試に備えるという位置づけです。
具体的に教科のお話を伺いますと、その先生が化学をご専門にされていることもあり、理科を中心にお話いただきました。
カリキュラムとしては、国公立対応のクラスで
中1 化学 生物 (中学3年間の内容)
中2 物理 地学 (中学3年間の内容)
中3 高校の内容(生物・化学中心)
高1 物理基礎、化学基礎、生物基礎(新カリ)
高2 文系:生物基礎演習、理系:化学、生物、物理、物理基礎
高3 文系:生物基礎演習、化学基礎演習 理系:化学、生物/物理 夏以降に入試対策
ということでした。
どこの学校でもそうですが、各専門の先生が十分にいるわけではないという事情も影響しているようです。東大を目指す学校は地学専門の先生もいますが、そうした先生を抱えている学校は少なく、採用が少ないためこれを専門とする教員志望者も少なくなるということでした。
中学では1年間で3年分の内容を扱うため、年度ごとに配布される教科書(中学:啓林 高校:数研)はあまり使わないということです。中学時代はとにかく実験を多くする、3分の2は実験にあてているということです。
その理由は、高校からの内容は概念を扱うことが多くなりますが、その概念をイメージするために豊富な体験が必要だという考えです。
そのため、教科書に書かれていることを読むのでなく、
「まず発想してみる」
ことを重視されているということです。
そうでなければ面白くないでしょ、という言葉が印象的でした。
つまり、知的好奇心をいかに芽生えさせるか、それが6年間の土台になるということです。
最近では、個人でできるマイクロ実験というものがあり、関心を寄せられています。
http://science.icu.ac.jp/MCE/
「理科」は繰り返しが多いので、スピードよりも定着を心がけ、また中高一貫のメリットを生かして、高校受験の対応に追われることなく、まとめられるところはまとめてしまう、というようにカリキュラムを組まれているということでした。
実際、センター試験の内容は基礎的なものであり、神戸大学くらいまでなら定期テストと同じレベルだと言います。センター試験は過去問OKになったということで、何年か前と同じような問題がでたと言います。それだけバリエーションをだすのが難しいという背景もあるようです。
阪大となると計算力を使って考えさせるようになり、京大になるとセンスが必要だと言いますが、使われる知識量としては大きな違いはないということでした。
つまり、その基礎力やセンスをいかに磨くかがカリキュラムに求められると言えます。
現在の課題としては、
目的意識や学力の高い生徒は理系を目指すことが多く、その進路先として医学部が挙がるけれども、関西では国公立の医学部がメインとなるため難易度がぐっと上がってしまうことや、
新課程になって中学の内容が厚くなったので、高校との接続をどのようにするかを考えているということでした。
また、他の教科について
自身が理系なので体系だった教え方や学び方が好きなのだが、英語の採用面接や授業などを見ると感覚的な部分がある。女子生徒に対して、数学のような論理的思考を要求する授業で、どのように関心を持たせ、学力をつけさせればいいのか、という質問をいただきました。
ぜひ、女子生徒を伸ばしている数学の先生や学校があれば教えてください。
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