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2013年9月2日月曜日

一斉授業 100の原則

フェイスブック 2013年4月18日より

「一斉授業をつくる10の原理100の原則」の100の原則ですが、
「一度に一事を伝える」「机間巡視では一人につきっきりにならず全体を意識する」などはよく言われることです。

さらに、「活動している子(質問に答えている子)ではなく、それ以外の生徒に目を配る」などは、教室全体が見え始めた新任教師の段階でしょうか。発問の分化として、「何」「いつ」「どこ」「だれ」などは知識の定着なので必要であれば教師が答えても良いが、「なぜ」「どのように」は問う価値がある、というところも、授業設計の発問を考える際に意識すべきとよく言われるところですね。

しかし、よく言われることであるにも関わらず、色々な授業をみるとつい忘れがちになってしまうことが、「一斉授業のうまい下手は、攻め(話し方や見せ方)ではなく、子どもの反応を的確に受けられるかどうかにある」という視点ではないでしょうか。

子どもの反応を受けられるかどうかは、知識と経験に加え、センスもいるところですが、一定の「型」を身につけることでうまく受けられる部分もあります。

例えば、机間巡視にも一定の「型」があるようです。それは、気になる子を先に回り、机を隣と引っ付けている場合はその窓側と廊下側を2回回るように導線を考え、最後に気になる子を通って教壇に戻る、という順路です。こうすることで、気になる子の躓きをもとに全体への指導を考えられますし、最後に気になる子の出来具合をみてその子へのフィードバックもできるためだそうです。

また、そのことと連動してノート指導にも一定の「型」があります。原則は短く書かせることで、「○か×で書いてください。」「A・B・Cで書いてください」「短く書いてください」と形式をそろえることで、短い時間で教室全体の理解度を把握することができます。ただし、机間巡視やこうしたノート指導は、教師の意図するフレームの中で知識の定着や考えの発展を促す際の技術であり、子ども達にそのフレームを超えた議論をしてほしい時には異なるファシリテーション技術を使った方が良い場合もあります。

なお、ノートの取り方については、構造的な板書を写すのでなく、教師の話すことを聴写した結果、構造的なノートになっている状態がより望ましいという指摘は、授業アンケートの項目を考える際にも留意しておく必要がありますね。

そのほか、議論で詰めるべきは肯定・否定ではなく論拠の多さであるとか、教材研究は題材の素材研究と、子どもがその題材に抱くであろう抵抗を分析する学習者研究、題材と子どもたちを結びつけるためにとるべき手立てを開発する指導法研究など、教員養成課程でなんとなく聞いたことが改めて触れられています。こうした断片的な知識・理論を、実践と結びつけて身体化することが必要なのだと思います。

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