フェイスブック 2013年4月27日
ゴールデンウィーク前半が始まりました。
多くの先生は新年度の慌ただしさから一息ついて、これからの一年をどうしていこうか考えておられるのではないでしょうか。
今年、初めて教師になった人はどのような気持ちでいるのでしょうか。
こうした機会に、「なぜ教師になりたいと思ったのか」というスタート地点を確認しておくことも大事かもしれません。
教師を目指す人向けに書かれた「教師になるということ」という本は、冒頭でその思いを書くことから始まります。
最初に、「学級担任の仕事を教える講座を持っている教員養成課程がない」という指摘も興味深いのですが、本の中から振り返りの良い問いかけになりそうなものをピックアップしておきます。
Q:プロになるためにはどれくらいの時間の修練が必要でしょうか?
A:1万時間。一日6時間、週5日、夏・冬休みを抜いて考えると8年3か月の計算です。授業のプロになる道はなかなか長く厳しいものですね。
Q:中学2年生の生徒が3階にある教室の窓枠に腰かけて休み時間を過ごしていたとします。どうしますか?
A:示された答えは「放っておく」「大声で止めろ!と叫ぶ」「生徒の傍に行って、ダメだぞと優しく声をかける」「生徒は驚かないが、届く声で、おい、と呼ぶ」「生徒を見つけて、(教師の存在に)気づかせて止めさせる」というもので、後ろの答えの方が良いとされています。
これは、教師に必要な力としての「(命を守るうえでの)管理の力」「指導の力」「人格の力」のうち、「管理の力」の例として示されています。管理教育という意味ではなく、あくまで命を守る、という意味で使われています。
中学2年生という多感な時期のことを考えると「傍に行って一緒に窓の外に目をやり、何を見てたの、と聞く」という答えもありそうですね。
Q:学力は勉強時間に比例して伸びるか?
A:伸びない。学力は、閾値(いきち)に達したときに急激に向上する。
Q:中学一年生の男の子が、小学校で覚えておくべき漢字がほとんど身についていない。どう指導するか?
A:他のクラスメイトと格差が生じないように、まったく別のハードルを用意して授業を設計する。
普通に授業をすれば、この男の子と他の子の差は埋まらないまま授業が進みます。すると、この男の子は早い段階でやる気を失ってしまうでしょう。
そこで、筆者は「漢字版、ウォーリーを探せ」(「鳥」(とり)という字が100個程度並ぶ中で「烏」(からす)という字を二つほど混ぜておく」というゲームや、「漢字のルーツを知る」(篆書(てんしょ)という昔の漢字の形から、今の漢字とその読み方や意味を知る」というワークを考えます。後者は、筆者が書道に通じていたということから生まれた発想です。
こうした取り組みは、「分からないことがあったら子どもに聞け」という先達の言葉と、筆者の専門性、そして子ども達の抱える課題を何とか解決しようという想いとそのための絶え間ない工夫により生まれています。
このゴールデンウィーク中に、「なぜ教師になったのか」というスタート地点を確認し、自分の専門性を活かした授業設計をしておきたいですね。
http://www.amazon.co.jp/新版-教師になるということ-池田-修/dp/4313652361/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1367042951&sr=8-1&keywords=教師になるということ
ゴールデンウィーク前半が始まりました。
多くの先生は新年度の慌ただしさから一息ついて、これからの一年をどうしていこうか考えておられるのではないでしょうか。
今年、初めて教師になった人はどのような気持ちでいるのでしょうか。
こうした機会に、「なぜ教師になりたいと思ったのか」というスタート地点を確認しておくことも大事かもしれません。
教師を目指す人向けに書かれた「教師になるということ」という本は、冒頭でその思いを書くことから始まります。
最初に、「学級担任の仕事を教える講座を持っている教員養成課程がない」という指摘も興味深いのですが、本の中から振り返りの良い問いかけになりそうなものをピックアップしておきます。
Q:プロになるためにはどれくらいの時間の修練が必要でしょうか?
A:1万時間。一日6時間、週5日、夏・冬休みを抜いて考えると8年3か月の計算です。授業のプロになる道はなかなか長く厳しいものですね。
Q:中学2年生の生徒が3階にある教室の窓枠に腰かけて休み時間を過ごしていたとします。どうしますか?
A:示された答えは「放っておく」「大声で止めろ!と叫ぶ」「生徒の傍に行って、ダメだぞと優しく声をかける」「生徒は驚かないが、届く声で、おい、と呼ぶ」「生徒を見つけて、(教師の存在に)気づかせて止めさせる」というもので、後ろの答えの方が良いとされています。
これは、教師に必要な力としての「(命を守るうえでの)管理の力」「指導の力」「人格の力」のうち、「管理の力」の例として示されています。管理教育という意味ではなく、あくまで命を守る、という意味で使われています。
中学2年生という多感な時期のことを考えると「傍に行って一緒に窓の外に目をやり、何を見てたの、と聞く」という答えもありそうですね。
Q:学力は勉強時間に比例して伸びるか?
A:伸びない。学力は、閾値(いきち)に達したときに急激に向上する。
Q:中学一年生の男の子が、小学校で覚えておくべき漢字がほとんど身についていない。どう指導するか?
A:他のクラスメイトと格差が生じないように、まったく別のハードルを用意して授業を設計する。
普通に授業をすれば、この男の子と他の子の差は埋まらないまま授業が進みます。すると、この男の子は早い段階でやる気を失ってしまうでしょう。
そこで、筆者は「漢字版、ウォーリーを探せ」(「鳥」(とり)という字が100個程度並ぶ中で「烏」(からす)という字を二つほど混ぜておく」というゲームや、「漢字のルーツを知る」(篆書(てんしょ)という昔の漢字の形から、今の漢字とその読み方や意味を知る」というワークを考えます。後者は、筆者が書道に通じていたということから生まれた発想です。
こうした取り組みは、「分からないことがあったら子どもに聞け」という先達の言葉と、筆者の専門性、そして子ども達の抱える課題を何とか解決しようという想いとそのための絶え間ない工夫により生まれています。
このゴールデンウィーク中に、「なぜ教師になったのか」というスタート地点を確認し、自分の専門性を活かした授業設計をしておきたいですね。
http://www.amazon.co.jp/新版-教師になるということ-池田-修/dp/4313652361/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1367042951&sr=8-1&keywords=教師になるということ
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