問い:
• なぜ歴史を学ぶのだろうか。
• 過去に関する「確かな知識」とは存在し得るのだろうか。
• 歴史の学習は、人間の本質に関する私たちの知識を広げるだろうか。
• 歴史の学習は、現在を理解し、未来を予測するのに役立つだろうか。
• 歴史学者の分析において、どの程度、「感情」が関与しているだろうか。「(歴史の)客観性」は存在し得るだろうか。
• なぜ、同じ歴史上の出来事に対して異なる記述があるのだろうか。私たちは「誰の歴史」を学んでいるのだろうか。
• 歴史学者の根拠の選択、および出来事に関する記述、解釈、分析の仕方を決定づけるものは何だろうか。
• 時間の経過に伴う言葉と文化の変化は歴史を学ぶにあたってどのような問題を生むだろうか。
• 歴史を「科学的」に考察することは可能だろうか。
ねらい:
1. 「人々の経験と行動」「物理的・経済的・社会的環境」「社会制度や文化的慣習の発展とその歴史」についての体系的かつ批判的な学習を促す。
2. 個人や社会の本質およびその活動に関する理論、概念、議論を認識し、それらを批判的に分析、評価する力を育てる。
3. 社会を研究するためのデータを収集、詳述、分析する能力、仮説を検証する能力、複雑なデータや資料を解釈する能力を育てる。
4. 学ぶということは自分たちが属する社会の文化と他の社会の文化の双方に関連するものであるという理解を促す。
5. 人々の態度や見解は多様であり、そして社会を学ぶにあたってはそのような多様性を受け入れる必要があるという理解を育てる。
6. グループ3の科目で扱う内容および手法には議論の余地があり、また、この分野の学問では不確実性を容認する姿勢が求められるという認識を育てる。
7. 歴史資料、手法、解釈の性質およびその多様性など、歴史学という学問分野に対する理解を促す。
8. 過去を批判的に考察することによって、現在に対する理解を促す。
9. 歴史上の発展がもたらした影響を、国レベル、地域レベル、国際レベルで理解できるよう促す。
10. 異なる文化における歴史を学ぶことによって、自分自身のアイデンティティーと歴史の間の関係性を認識できるよう促す。
評価目標:
評価目標1:知識と理解
• 記憶の中から、問いに関連のある歴史の知識を選び出す。
• 歴史的文脈を理解していることを示す。
• 原因と結果、連続と変化といった歴史の過程を理解していることを示す。
• 歴史資料を理解する。〔「試験問題1」(SL・HL)〕
• 詳細かつ深く掘り下げた知識を効果的に展開する。〔「試験問題3」(HL)〕
• 特定の歴史のトピックに関する知識と理解を示す。(内部評価)
評価目標2:応用と解釈
• 歴史に関する知識を根拠として応用する。
• 歴史問題や歴史上の出来事に対して異なるアプローチや解釈があることを認識し
ている。
• 根拠としての歴史資料を比較し、対比する。〔「試験問題1」(SL・HL)〕
• 根拠の要約を提示する。(内部評価)
評価目標3:知識の統合と評価
• 歴史問題および歴史上の出来事に対する異なるアプローチと解釈を評価する。
• 根拠としての歴史資料を評価する。〔「試験問題1」(SL・HL)、および内部評価〕
• 歴史資料と背景知識に基づく根拠を評価し、統合的に扱う。〔「試験問題1」(SL・
HL)〕
• 根拠に基づいて批判的論評を展開する。〔「試験問題2」(SL・HL)、および「試験問題3」(HL)〕
• 根拠と批判的論評を組み合わせ、それらを統合的に扱う。〔「試験問題3」(HL)〕
• 根拠の要約を分析し、それを提示する。(内部評価)
評価目標4:歴史学のスキルの活用
• 関連性が高く、バランスのとれた、焦点を絞った議論を根拠に基づいて構築し、それを小論文形式の答案として組み立てる〔「試験問題2」(SL・HL)、および「試験問題3」(HL)〕。
• リサーチスキルおよび学習における構成能力があることを示す。また、参考文献を
適切に使用し、参考文献目録を正しく作成する能力があることを示す。(内部評価)
指導方法:
1.歴史的証拠の収集と分類この項目では、主に以下のスキルを身につけます。
• 本、論文、ウェブサイト、視聴覚資料から、関連性のある適切な証拠を探し、選び出すスキル
• 一次資料と二次資料、文書、視聴覚資料、口述資料、表や図式による資料など、さまざまな証拠の違いを認識するスキル
多様な歴史資料を探し出し、使用するための自信と主体性が向上することを、この項目における「生徒の進歩」と捉えます。
2.歴史的証拠の評価
この項目では、主に以下のスキルを身につけます。
• 歴史的証拠の主観的性質を認識すること
• 情報および解釈の出所となる資料を吟味し、また、これらの資料が互いを補強し合うものなのか、補足するものなのか、あるいは互いに矛盾し合うものなのかを考察するスキル
• 資料の価値および用途を認識し、また、なぜ歴史資料は慎重に使われなければならないかを理解するスキル
• 歴史の見解や解釈には相違があることを認識し、そしてそれらの解釈や見解はどのように異なるのか、また、なぜ異なるのかを理解するスキル
歴史の見解や解釈に対する認識が向上することを、この項目における「生徒の進歩」と捉えます。
3.人間の経験、活動、動機と歴史的過程との間にある関係の認識と理解
この項目では、主に以下のスキルを身につけます。
• 歴史的過程における原因と結果を認識、説明、分析するスキル
• 歴史的過程における連続性、変化、発展を認識、説明、分析するスキル
• 歴史的過程における類似点および相違点を認識、説明、分析するスキル
• 歴史的過程における人間の活動、経験、そして動機をさまざまな文化的・社会的側面に関連づけるスキル
• 異なる時代、地域に関する歴史資料を統合的に扱うスキル
さまざまな文脈における人間の経験の本質を正しく理解し、またその理解を深めることを、この項目における「生徒の進歩」と捉えます。
4.歴史に関する見解ならびに情報の体系づけと表現
この項目では、主に以下のスキルを身につけます。
• 問いを立てそれに答えること、または仮説を立てそれを検証するスキル
• 1つの問いを探究するにあたって複数の資料を使い、またそれらを統合的に扱うスキル
• 問いに応じて情報や考えを適切に選び出し、またそれらを効果的に使うスキル
• 見解、分析、また関連する実証に基づいて歴史的な「語り」を構築するスキル
• 要約し、結論を導き出すスキル
口述と記述の両方において、洗練された形で効果的に伝える力が向上することをこの項
目における「生徒の進歩」と捉えます。
http://www.ibo.org/globalassets/publications/history-guide-jp.pdf
• なぜ歴史を学ぶのだろうか。
• 過去に関する「確かな知識」とは存在し得るのだろうか。
• 歴史の学習は、人間の本質に関する私たちの知識を広げるだろうか。
• 歴史の学習は、現在を理解し、未来を予測するのに役立つだろうか。
• 歴史学者の分析において、どの程度、「感情」が関与しているだろうか。「(歴史の)客観性」は存在し得るだろうか。
• なぜ、同じ歴史上の出来事に対して異なる記述があるのだろうか。私たちは「誰の歴史」を学んでいるのだろうか。
• 歴史学者の根拠の選択、および出来事に関する記述、解釈、分析の仕方を決定づけるものは何だろうか。
• 時間の経過に伴う言葉と文化の変化は歴史を学ぶにあたってどのような問題を生むだろうか。
• 歴史を「科学的」に考察することは可能だろうか。
ねらい:
1. 「人々の経験と行動」「物理的・経済的・社会的環境」「社会制度や文化的慣習の発展とその歴史」についての体系的かつ批判的な学習を促す。
2. 個人や社会の本質およびその活動に関する理論、概念、議論を認識し、それらを批判的に分析、評価する力を育てる。
3. 社会を研究するためのデータを収集、詳述、分析する能力、仮説を検証する能力、複雑なデータや資料を解釈する能力を育てる。
4. 学ぶということは自分たちが属する社会の文化と他の社会の文化の双方に関連するものであるという理解を促す。
5. 人々の態度や見解は多様であり、そして社会を学ぶにあたってはそのような多様性を受け入れる必要があるという理解を育てる。
6. グループ3の科目で扱う内容および手法には議論の余地があり、また、この分野の学問では不確実性を容認する姿勢が求められるという認識を育てる。
7. 歴史資料、手法、解釈の性質およびその多様性など、歴史学という学問分野に対する理解を促す。
8. 過去を批判的に考察することによって、現在に対する理解を促す。
9. 歴史上の発展がもたらした影響を、国レベル、地域レベル、国際レベルで理解できるよう促す。
10. 異なる文化における歴史を学ぶことによって、自分自身のアイデンティティーと歴史の間の関係性を認識できるよう促す。
評価目標:
評価目標1:知識と理解
• 記憶の中から、問いに関連のある歴史の知識を選び出す。
• 歴史的文脈を理解していることを示す。
• 原因と結果、連続と変化といった歴史の過程を理解していることを示す。
• 歴史資料を理解する。〔「試験問題1」(SL・HL)〕
• 詳細かつ深く掘り下げた知識を効果的に展開する。〔「試験問題3」(HL)〕
• 特定の歴史のトピックに関する知識と理解を示す。(内部評価)
評価目標2:応用と解釈
• 歴史に関する知識を根拠として応用する。
• 歴史問題や歴史上の出来事に対して異なるアプローチや解釈があることを認識し
ている。
• 根拠としての歴史資料を比較し、対比する。〔「試験問題1」(SL・HL)〕
• 根拠の要約を提示する。(内部評価)
評価目標3:知識の統合と評価
• 歴史問題および歴史上の出来事に対する異なるアプローチと解釈を評価する。
• 根拠としての歴史資料を評価する。〔「試験問題1」(SL・HL)、および内部評価〕
• 歴史資料と背景知識に基づく根拠を評価し、統合的に扱う。〔「試験問題1」(SL・
HL)〕
• 根拠に基づいて批判的論評を展開する。〔「試験問題2」(SL・HL)、および「試験問題3」(HL)〕
• 根拠と批判的論評を組み合わせ、それらを統合的に扱う。〔「試験問題3」(HL)〕
• 根拠の要約を分析し、それを提示する。(内部評価)
評価目標4:歴史学のスキルの活用
• 関連性が高く、バランスのとれた、焦点を絞った議論を根拠に基づいて構築し、それを小論文形式の答案として組み立てる〔「試験問題2」(SL・HL)、および「試験問題3」(HL)〕。
• リサーチスキルおよび学習における構成能力があることを示す。また、参考文献を
適切に使用し、参考文献目録を正しく作成する能力があることを示す。(内部評価)
指導方法:
1.歴史的証拠の収集と分類この項目では、主に以下のスキルを身につけます。
• 本、論文、ウェブサイト、視聴覚資料から、関連性のある適切な証拠を探し、選び出すスキル
• 一次資料と二次資料、文書、視聴覚資料、口述資料、表や図式による資料など、さまざまな証拠の違いを認識するスキル
多様な歴史資料を探し出し、使用するための自信と主体性が向上することを、この項目における「生徒の進歩」と捉えます。
2.歴史的証拠の評価
この項目では、主に以下のスキルを身につけます。
• 歴史的証拠の主観的性質を認識すること
• 情報および解釈の出所となる資料を吟味し、また、これらの資料が互いを補強し合うものなのか、補足するものなのか、あるいは互いに矛盾し合うものなのかを考察するスキル
• 資料の価値および用途を認識し、また、なぜ歴史資料は慎重に使われなければならないかを理解するスキル
• 歴史の見解や解釈には相違があることを認識し、そしてそれらの解釈や見解はどのように異なるのか、また、なぜ異なるのかを理解するスキル
歴史の見解や解釈に対する認識が向上することを、この項目における「生徒の進歩」と捉えます。
3.人間の経験、活動、動機と歴史的過程との間にある関係の認識と理解
この項目では、主に以下のスキルを身につけます。
• 歴史的過程における原因と結果を認識、説明、分析するスキル
• 歴史的過程における連続性、変化、発展を認識、説明、分析するスキル
• 歴史的過程における類似点および相違点を認識、説明、分析するスキル
• 歴史的過程における人間の活動、経験、そして動機をさまざまな文化的・社会的側面に関連づけるスキル
• 異なる時代、地域に関する歴史資料を統合的に扱うスキル
さまざまな文脈における人間の経験の本質を正しく理解し、またその理解を深めることを、この項目における「生徒の進歩」と捉えます。
4.歴史に関する見解ならびに情報の体系づけと表現
この項目では、主に以下のスキルを身につけます。
• 問いを立てそれに答えること、または仮説を立てそれを検証するスキル
• 1つの問いを探究するにあたって複数の資料を使い、またそれらを統合的に扱うスキル
• 問いに応じて情報や考えを適切に選び出し、またそれらを効果的に使うスキル
• 見解、分析、また関連する実証に基づいて歴史的な「語り」を構築するスキル
• 要約し、結論を導き出すスキル
口述と記述の両方において、洗練された形で効果的に伝える力が向上することをこの項
目における「生徒の進歩」と捉えます。
http://www.ibo.org/globalassets/publications/history-guide-jp.pdf
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